昨夜もスーパーに立ち寄ってみた、ついでにコメ棚を覗いたら、５キロブレンド米が棚２段に山積みになっていた。他には高い銘柄米も撤去されてブレンド米しか残っていない。新米登場まであと２か月であるが、小売店やスーパーの店長のぼやきが聞こえそうだ。地元に２，０００円の備蓄米は無いが、備蓄米が無くなれば輸入米が入るので、高額なブレンド米は売れ残るが、政府の責任ではあるものの、責任は取らないだろうから、新米が高騰することしかブレンド米を処分する手立てが無いように思える。ブレンド米で使った備蓄米は、比較的新しいコメなので、古古古米のように心配する必要はないが、ブレンドすることによって米独特の旨味が失われる可能性がある。ブレンド米を値下げするか、難しい判断であるが、新米はそれ以上の価格設定になるだろうから、いずれは売り切れると考える。

ところで高額のブレンド米が、山積みになっている状況で安い備蓄米や輸入米を一気に投入することも危険と感じる。２，０００円備蓄米の効果が、まだ見えてきてはいないが、しばらく通常価格のコメは買い控えとなって、いつの間にか在庫が過剰になる可能性もある。在庫過剰となったら精米済みのコメは長持ちしないため投げ売りが起きれば、一気に暴落もあり得るので、高い米は売れないと言う風潮になれば生産者は稲の増産を抑えるだろう。農家も赤字にしてまで米は作らなくなる。消費者は、全商品について同様だが１円でも安いものを買う人が多いだろうが、安い輸入米が入れば高い銘柄米は売り上げが下がる。ますます稲の増産が抑えられる心配も出てくる可能性はある。

今日の天気であるが、太平洋高気圧が日本の東で勢力を拡大し、低気圧や前線の進路をブロックしているため、日本列島上空は雨雲が徐々に多くなってくる。このまま前線が停滞すれば、関東の梅雨入りも間もなくだろう。

今日は、梅雨入り前と言うことでもないが、収穫してある梅の実（白加賀と南高梅）で梅干づくりを始める。今から梅干づくりを行って、８月の早場米で食感を楽しみたいと考える。やはり手作りの梅干に新米の炊き立てご飯が最高である。