Nicotto Town



熱海

先日、母と熱海に行った。

母の介護疲れが出てきたので、父が一月ほど入院している。
その間に、1泊してくることにしたのだ。

母は昔富戸に住んでいたので、熱海の先の富戸まで行く。
昔の知り合いの家がなかなか見つからず、一人は亡くなったようで、もう一人はお出かけ中だったけれど、懐かしい道は歩けたようだった。
伊豆は子供のころから、また子供たちを連れても何度も来ているので、あそこも行ったね、ここも行ったね、と思い出話をしつつの電車の旅だ。

駅からホテルへの巡回バスがあったので、ひざの悪い母でもなんとか歩けた。
ホテルでは当日予約でカラオケ1時間無料とのことで、お互い数年ぶりとなるカラオケ大会もしたし、温泉にも浸かった。
懐かしのもぐらたたきゲームなんかもした。

翌朝5時ごろ、ランニングに出る。
ランニングといっても、のんびりゆっくり走るだけだ。
どこに行こうかとグーグルマップを開いたら、熱海城というのがあった。
確か新しくできた人口の城だからと、行ったことがない。
どうせ早朝だから中をのぞくこともないだろうけど、一度近くで見てみようか。
片道徒歩1時間10分だけど、ゆっくりでもランニングなら7時の朝食には間に合うだろう。

と、私はまたマップの行き方を信じてしまった。
マップは坂を上っていく。
きっと山城なんだろう。
と思っていたが、15分歩いたところでランニングできないくらい急こう配になった。
電動自転車でも登れないほどの急な坂道。
いや、これ登山になっていないか?

まさかの山越えパターンだった。
うねうねした坂道を必死に上っていたら、あるカーブから下り坂になり、そこから緩ーく走っていたら、半分くらい降りたところに熱海城はあった。

あ、トリックアートミュージアムとか書いてある。
つまり、中は本当にただの商業施設なんだな。

改めてグーグルマップでホテルを検索したら、同じ道を通れと指示してきたので、徒歩でなく自転車なら?と検索しなおしたら、今度は海岸沿いの道を走れと。
とても気持ちいい緩やかな下り坂だった。

家に帰ってから旦那に言ったら、「熱海城って秘宝館のある所だよ」と教えられた。
そうだったのか!? とびっくりしたが、今調べたら別物である。
秘宝館はもっとロープウェイ近くらしい。
私は気づかなかった。

帰りは網代で干物でも買ったりお昼を食べたりしようと言われたがどこも休業で、駅まで歩きたくない母と熱海行きのバスを待ったり、熱海に着いたら午後2時過ぎでどこの食堂も夕方まで休みに入っていたので笑笑で食べたりとハプニングもあったが、母も喜んでいたし、いい旅になった。




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