染み
- カテゴリ:日記
- 2025/06/18 01:33:43
窓が少し開いていた。
揺れていたのか、揺らされていたのか、もう定かではない。
遠くの音が、床の上をすべるようにやってきて、何かを撫でて去っていく。
部屋には、何かが残っていた。
それは形を持たず、匂いでもなく、ただそこに“居る”としか言えない何かだった。
息をひそめても、気配は消えない。逆に、静けさの中で輪郭が際立ってくる。
指先が何かを思い出していた。
ざらりとした感触、やわらかい抵抗、沈む温度。
ふと、足元の空気が重くなる。目で見えぬものが、脚の裏からじんわりと這いのぼってくるようだった。
言葉は交わさない。
音にならないまま、奥のほうでゆっくりと崩れていく。
その崩れ方が妙にやさしくて、少しだけ残酷だった。
時間の針は止まったままだった。
いや、動いていたのかもしれない。ただ、それがどうでもよくなる場所があった。
ここでは、過去も未来も、誰の名も、意味を持たない。
ただ、そこに触れた、という事実だけが、しずかに沈んでいく。
すぐには消えない。消そうとしても、どこかに染みて残る。
あたたかいとか、冷たいとか、そんな言葉では測れない湿度が、まだ肌にある。
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フ,ニ´ヘ. }
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^_^
私にはこの書き方は出来ないなぁ。。。
周りの状況や気持ちの揺れや、、、
思い浮かべることが出来る感じです。
すごいよ。。。
理解してもらえて嬉しいです。
読み解きますね^^
それとも猫ちゃんだったのか・・・
違ってたらごめんねm(__)m