歴史が変わる
- カテゴリ:日記
- 2025/06/19 20:32:19
二つ前の日記で、とある映画を観てこようかなと書きました。
その映画は、「国宝」です。
仕事をほっぽり出して、本日、見てきました。
学生の頃からTVのCMを作りたいと思っていました。
そして結局、TVのCMを作る仕事をしました。
でも、TV-CMが大好きだったことは本当ですが、しかしどこかで映画の世界に入りたいと思っていました。ある意味で、自分には映画は無理だという思いもあって目指した、TV-CMの世界だったかもしれません。
とは言え、そんな感じなので、映画は好きでたくさんの映画を観てきたと思います。たぶん、世の中の平均的な量とは比べられないくらい、観てきたと思います。
見終わったら、レビューをここに書こうかと思っていました。
でも、すみません。
書けません。
わたしには、書けません。無理です。
私は今、53歳です。まもなく54歳になります。
現在の平均的な寿命で考えれば、あと30年くらいは生きることになります。
でも、もしかしたら。
もしかしたら、その30年の残りの人生で、もうこの映画以上の新作映画を観ることは出来ないかもしれません。
この日記を読んだ方。
いや、世界中の皆さん。
ぜひ、観てください。
劇場で、見てください。
この映画は、映画史に名を遺すことになると思います。
いや、残らなければならない。
呼吸も忘れ、なんど息を深く吐き出したか分かりません。
本当に、緊張しながらの鑑賞でした。
体が、動きませんでした。
すみません、具体性のあるレビューは、少なくとも、今はちょっと無理です。
だだ
こんな陳腐な言葉を使うのは本当に残念ですが、一言だけ言うのであれば
魂が震えた
とだけお伝えします。
それが精いっぱい。
映画を見終わったら、プールに行って水泳の練習に出て、それから仕事をしようと思っていました。
いや、プールは無理。泳げない。
仕事も出来ない。しないとマズいけど。
では。
今回は、現実の歌舞伎世界を嫌と言うほどしっている彼女があの役で出ることで、真実味が出てくると感じたわ。
大人のオンナって感じで、好き。
寺島しのぶ。。。
いいですよね。別に絵にかいたような美人じゃ全然ないんだけど、何とも言えなく妖しい感じ。
もっとも今回は妖しくないけどw
ありがとう。
あと、まず宮澤エマさんで画面が締まり、寺島しのぶさんで締まり、と、男ばかり出てくる画面をピリッとさせますよね。
主人公の子供時代を演じた子、あの男の子の役者としてのこの先も楽しみ。
あと、目を見張ったのが高畑充希さん。
可愛いし、良い役者だなとは思っていたが。出番は僅かだけど、あんなに憂いのある感じの出せる綺麗な人だとは思わなかった。本筋とは違う部分で、今回の映画の中での驚きでした。抜群です。
ああ、そうだ。
>原作、脚本、監督、カメラ、照明、美術そして役者、さらにはそれらを取りまくスタッフ
一つ入れ忘れた。編集。
観ながら冷静に考えていたことが一つ。撮影と編集、上手いなぁ。。。 でした。
あの画作りやカット割りは、カメラが外国人というのがあるかもな、と思います。日本人が取ると、もっとネットリとウェットなカメラや編集になってしまったかもしれないという気がしています。
そういう逃げのない映画でしたね。
吉沢亮さんがあんなに演技の上手い人だと知らなかった。
流星くんはやり切る人だから、安心して観た感じ。
ふたりが撮影前の一年半物凄く頑張っただけのことはある。
役者とはすごいものですね。
大きなスクリーンで観る価値のある映画ですよね。
火曜に観て、すこし心が落ち着いた今日になったら、
いろいろな場面が繰り返し脳裏に浮かんでくるんです。
どのシーンも忘れられない。
「その道に生きる」壮絶さを見せつけられました。
何度も胸がぎゅんと掴まれました。見ていて辛いシーンも多くて。
しっかし・・・私が観に行った映画館では、若い子は少なかったなあ・・・
見に行けて良いかったです。
正直なところ、役者陣、とくに吉沢亮さんの、とんでもない演技なくして成立しない映画です。冷静に考えれば、原作はともかく映画のストーリー自体は、そこまでの複雑性はありません。シンプルと言えばシンプル。
ただ、原作、脚本、監督、カメラ、照明、美術そして役者、さらにはそれらを取りまくスタッフ。そういう全てが猛烈な共鳴を果たした集大成としての、それあっての映画だっただろうとは思います。
吉沢亮くんや横浜流星くん目当てだったであろう感じの若い女の子がチョイチョイいましが、けっこう身動き出来なくなったまま、涙を流していましたよ。
本当に、久しぶりに高ぶりましたね。強烈でした。
もえーんさんが観に行って。