発破をかけられました
- カテゴリ:コーデ広場
- 2025/06/20 16:06:35
(閲覧注意 癌手術の話題なので 気軽に読み流せる人だけどうぞ)
・初期癌とはいへ、喘息で肺機能が悪かったので、肺機能向上のための3か月の療養待機を経て、月曜日に入院
手術前の処置として、口腔歯科で、挿管で歯が抜ける危険がないかのチェックのあとは、口内のお掃除。
機械で 歯間の汚れをとったり 葉の表面の汚れをとったり・・
普通の歯医者さんよりも 機械がすごくて 手早く 痛くなく 徹底的にお掃除して頂きました。(すごっ)
・それから 術前説明を詳しく受けましたが、情報量の多いこと
しかも 頭の良い人特有の怒涛の早口説明
さすがに この歳になると ついていくのも必死でしたわ。(己のボケ具合を自覚した)
・その時に、硬膜外麻酔をすすめられ、実は大腸がんその他過去の開腹手術の時は毎回断っていました。
今回は 術後の傷みで呼吸が浅くなると治りが良くないからと言われて 不承不承承知。
それでなくても 術前の肺機能が良くないから術後の回復が~ と言われていたので。
10年前なら 確実に 硬膜外麻酔を断ってました。
実のところ、後縦靭帯骨化症があるから 硬膜外麻酔をかけるための管を通すために必要な姿勢がとれるかどうか自信がない とは言ったのですが・・
なし崩しに承諾
・結果は はい 管が入りませんでした><
つまり硬膜外麻酔はできなかった。
・話は前後するけれど、今回は 入院前2日間は文字通り眠れないくらい落ち込んでました。というか1週間前の事前健診後ず~っと落ちこんで 体調も若干落ちてました。
・しかし 手術前日に入院してからは 怒涛の展開で 怖がる暇なく 翌日の手術室へ
そして手術室の前の準備部屋で待機しているときが 一番怖かった
思わず逃げ出そうかと思うくらい
でも 隣には看護婦さんが付き添っておられたので 逃げそびれた(;^_^A
しかも 目の前には 術後の方かな?運ばれてきたら、すぐに 移動式スクリーンでその方のプライバシーを守って 病室への移送準備をされているのを見て
「さすが〇〇」と思ったので とりあえず病院を信頼することにして
でも 手術台の上に登ったら ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
なのに 硬膜外麻酔のために 麻酔医が 管をとおそうと 四苦八苦している間に
なんか あきらめの心境で 「もう無理に管を通そうとして後遺症がでたらいやだから やめてよ」と内心うんざりと思っていたら 医者の方が 硬膜外麻酔をやめると言ってくれてホッとした。
後で説明を聞いたら、骨化症の影響か 管が途中から通らなくなった(つっかえたんだそうです>< それは ちょっと予想外でした。 体位の問題だけではなかったらしい)
で 硬膜外麻酔をしないと決まったあとは、あっというまに (それこそ気づかぬうちに)普通の麻酔をかけられて 気が付いたら 病室でした(;'∀')
いやもう 怖いと思う暇もなく 手術が終わっていた。
例の 「1・2」と数を数えることなく全身麻酔がかかっていたって・・\(◎o◎)/!
・そして 今回は 全身麻酔から覚めるのが早くて、昼前の手術で
夕方までには 術後の説明やら 今後の予定やら いろいろ説明を受けてました
・翌日には 立って歩く練習とリハビリ などなど
・手術後の初めての夜と次の夜ごろまでは 痰がひっきりなしにでて それを出すのを頑張りましたが、術後2日目には たんもそれほどでなくなり
・めでたく 明日の朝には退院です
・肺の一部切除とはいえ 火曜日手術で土曜日の朝退院って早!
わきの下から 内視鏡を入れて もう1か所から機械を入れて
肺をつかんで 引っ張って まるでロックミシンをかけるように一部切除&縫合をすませるという 最新?技術 すごっ! です。
・実のところ 子宮筋腫とか 胆石とか 大腸がんをとったときよりも
よほど 肉体的負担が少ないように思う。
・内視鏡を入れた切口は、術後 余分な体液を輩出するためのチューブの差し込み口になりましたが、そのチューブを抜いて縫合した後からのほうが 傷口全体が痛いのが泣けますけど。
昔は 肺の切除というと 肋骨を押し広げたり 切り取ったりと大仕事だったみたいですが 今は 機械(ロボットアーム)を操作して 体への負担を最小限にして悪いところだけ取る技術が発達していて(その結果術後苦痛が軽減されて)よかった、ということなんでしょうねぇ
たぶん。
・一つだけ 良くなかったのは 麻酔医の先生は 硬膜外麻酔のチューブを入れるのに精魂尽きたのか、肺がん手術本番用の人工呼吸のためのチューブを入れるときに 私の軟口蓋の端あたりに引っかき傷をつけたこと。
まあ 後縦靭帯骨化症で 操作しにくかったということもあるんでしょうけど
2か月前の内視鏡検査の時は 何の問題もなく挿管できたんだから・・(ぶつぶつ
やっぱり 硬膜外麻酔なんてこころみなければよかったのに>< そしたら 麻酔医の先生も 注意深く挿管して 喉に傷などこさえなかったのでは? ヽ(`Д´)ノプンプン)
術後2日間は 傷口から出血するわ その分 痰に粘りが出て 排出しにくいわ
かさぶたができると 今度は それが気持ち悪くて排痰のときにえづいてしまうわ
そうこうしているうちに かさぶたが取れると又痛いし 出血がねばりのある排出物となって 排出するのに 咳をとしなくてはいけないから胸が余計にイタイと
大変でした。
でも 3日目には 喉の傷口も治ったみたいで┐(´д`)┌ヤレヤレ
そして 最近は 嫌なことは さっさと忘れることが身についたので・・
ま いいかぁ みたいな感じです
・結果的には 硬膜外麻酔無しで 無事に退院前日まで来たので
やっぱり 硬膜外麻酔なんて 必要なかったじゃん
ハイリスクなのにチャレンジして 結局中止って なんだったんよ!
と最後に ぐちっときます。
◇
話変わって、リハビリ
リハビリの先生は 過去のカルテをしっかり読んできておられたのか
前回 私が 喘息で入院した時に担当されたときのことを話されるのですが
私は 当時のことをきれいさっぱり忘れていました(大汗)
もちろん 習ったことは覚えていましたが・・
で 体をのばせ~ 胸回りの硬くなった筋肉をほぐせ~と 3日間指導を受けました。
・そして 反省
そういえば 今回は 肺がん告知ショック以後 肺機能を上げることには努力を傾注しましたが、術後管理についてはなんも考えてなくて 割と受け身受診だったなぁ
あーあ これから まった まじめに 減量とトレーニングの日々かぁ・・
さぼると 回復がしないぞ~(実質的に)と発破をかけられて
がっくりきつつ 素直に やれやれ、(;´д`)トホホ
なのであります。 (もろに 愚痴)
正直 なにを ポンすかポンスカ ここまで言われなきゃいけないのと思ったけど
あくまでも まじめにお説教されてしまって
最後は 白旗 「はい 素直に 退院後も リハビリに励みます」と気を取り直しました。
そういう意味では 昔ほど まじめな患者ではなかったかもしれない
今回の入院は
愚痴ったり ぼやいたり ちょっぴり文句を言ったり
けっこう わがままな患者だったかも。
でも お医者さんも 看護婦さんも みんなまじめに 真剣に
回復に向けた働きかけを続けてくださったので
私も まじめに 術後の回復に努めたいと思います。
以上!
やっぱ 投げやりになってはいけませんね
と 改めて自覚した次第でございます (__)
なぜ リハビリに加えて減量の1項目がはいったかというと
ガンを告知されてからの3か月で合計8キロ太ったからです
1年かけて10キロ減量したのが水の泡
一度太り出すと 脳が甘いモノを欲しがって 太るのを止められなくなるというのを 今回実体験してしまいました。
でも 太ると 下腹部に無駄肉がつき 腸が圧迫されるから便秘しやすくなり
横隔膜の動きも悪くなるから 呼吸機能も落ちる
横隔膜が動かないと 腸への刺激も減って ますます便秘がちになる
その結果さらに 呼吸機能の改善が阻害される
とあっては 気合を入れて カロリーコントロール(甘いモノへの誘惑に耐える
はっきり言って 肥満は 甘いモノ中毒がなせる業です!)
であります。 (;´д`)トホホ
はっきり言って 私は 生きる意欲を意識してかきたてる根性がつきると、 動きたくないし もう何も努力したくないし 自堕落にポックリ行けたらいいのにという願望露呈の本性ですから。
ただ 根がまじめなのにで・・
発破をかけられれば 素直に 努力しましょうと頑張るわけです。
(なんで こういう所だけ親のしつけが残っているのかなぁ ブツブツ)
もっと気楽に楽しい人生を送りたかったよ~ (・´з`・)