Nicotto Town



さよなら





僕はいつも

何かに見とれながら

生きてきた

僕の心の広場には

たくさんの少年たちが走りまわり

少女たちも歌を口ずさみながら

にぎやかに集まってきた

夢や希望も時にはやってきたけど

見とれているばかりだった

だから

そうやって僕が見とれていたすべてのものが

君になって現れたとき

ぼくはどうしていいのか分からなかった

 

空は晴れ渡っている

そして妙に何もかもが大切に思えてくる

今まで意識さえしなかったものにも

いとおしさを感じる

心の変化が空をみたす青のように

海を彩る藍のように

すべてを満たして包み込む

 

君の歩みがとなりに感じられるほど

君の息遣いが僕とリズムを合わせて

まるで輪唱するように・・・

 

今、僕は見とれていた自分から

分かれ道を選ぼうとしている

素直で気取らない道を歩み出そうとしている

なんのためらいもなく・・・









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