Nicotto Town


かきくけこのブログ。


勉強になるNHKザノンフィクション 小堀さん

お笑い芸人ガッポリ建設の小堀さんという人物がNHKのザノンフィクションに出ていた。クズ芸人という芸人としてはなかなか美味しい名前をつけてもらって出演していた。これは芸人として生きているという事を鑑みれば、クズ芸人と言われるのは、芸人としては大正解の大出世なのでは???と、思った。テレビにもクズ芸人という事で長い時間とりあげてもらえて、芸人としての生存戦略としては、賢いという人なのでは…と、クズ芸人小堀から目が離せなかった。世の中にはテレビに出たくて有名になりたくてしょうがないから必死に色んな努力を惜しんでいない人もいるのに、そんな恐ろしいまでの競争率の中で、クズであるという事で自分に注目を集めるという戦略は、人の真似をしていないという事で新しい自分だけのマーケットを開拓しているといえるのでは…と、小堀さんの売り込み方に、注目した。もしセルフブランディングの一環として自分をクズに魅せているのなら、彼はかなりのやり手である。NHKという日本一大きな組織でまんまと全国に自分を売り込む事に成功しているだのだから。そんな小堀さんの番組から目が離せなかった。


裏切りまくる小堀さん
 小堀さんせっかく仕事をいただいても仕事を続ける意思はあっても続かない。結局「出家したい」と坊主になる決意をする。その決意を表明している時、相方に歴代の偉人の名前を出しながら出家と人道をトクトクと説いている時、私はテレビの前で大爆笑していた。「最高だ…この人最高だ…」と笑いが止まらなくて、ついついテレビの音量を大きくして食い入るように小堀さんという人物に大注目していた。というか、大爆笑しながら見ていた。そしたら私が大爆笑している瞬間に、小堀さんの相方が怒りのピークに達し「ふざけんなぁっ!」と手が出てあわや暴力沙汰かというシーンになってしまった。私もそこで「あ…笑うとこじゃなかったのか」と反省してしまった。というか、まぁ怒りもごもっともであり、私は大爆笑していたが、相方さんがキレてくれて、本当にまともな人の反応って、小堀さんに対してああいう「人をなめんなよ」っていうキレる方向なのが普通で正常で、きちんとした社会人なんだろうな、って思いました。専業主婦の私としては「なんてこの人はおおらかなんだ~」と大爆笑でしたが、普通の社会人はキレる。そりゃそうだなと、キレた相方の人のまともさには安心させてもらえた。

色んな人がいるって勉強になるザノンフィクション。
 世の中色んな人がいるなって、ノンフィクションから学べる。小堀さんという人物が、私みたいな人を大爆笑させるためにクズのふりをしているのかもしれない…と、私は考えるんですけど、だって芸人さんですよね?一度芸人になったからには、もしかしたらあの人、一生芸人としてどこまでも面白さを優先してるかもしれませんよね?だからあんな感じなのでは???と、私は小堀さんが病気だとは思えないというか、一途にひたすら誰にも認められずとも芸人という道を極めて面白さに命を捧げているから、クズのふりしてるのかな???とか思っていました。だから大爆笑してしまったんですけど、本人が本当はどう思っているのか、本当に謎ですよね。でも、もし本人がラーメン屋とかお坊さんとかじゃなくて「自分は誰にもうちあけないが、一度芸人になると決めた以上、死ぬまで芸人として生きてやる」と覚悟を決めこんだ命を芸道にささげた偉大な芸人かもしれない。というか、あのなりふりかまわぬ世間をも裏切り、社会をもおそれないあの態度は、芸人であるからと考えると私には理解できたからだ。法律社会規範なんだそりゃ、俺は骨の髄まで芸人である、芸人である以上、笑いを命より優先するのだ。とか考えているとしたら、だったとしたら、あの人があんなにNHKで恥をさらしているのって、「最高じゃないか…最高の芸人じゃないか…」って、むしろクズであればあるほど、最高の芸人魂をみたようで、私には本当に涙がでるほど面白い人物だなとしか思えなかったんですけど、ウケ狙いじゃないって普通の世間の芸能に命を捧げるとかそういう神秘的なまでに命がけな人を知らない人は、小堀さんは一見すると、ただの人生なめた人にしか見えないかもしれない。実際、そんな感じだった。でもあれはやっぱりあの人は芸人であると思うと、色んな3日坊主ならぬ2日坊主とかが、もう、大爆笑でしかなく、ああ、小堀さんってなんて最高な芸人なのだ。と、大爆笑させてもらえて本当に凄いなああいう命がけなお笑い芸人って。と、お笑い芸人の何より誰よりどんな事よりも面白さを優先する姿勢には、時々は周囲におもねったり普通によせて、長生きしそうな生き方をしてほしいと思ったりしますよ。あまりにも面白いに振り切ってて、ほんとに凄い命がけの現場で仕事してる聖人をみたような気分になった、ザノンフィクションだった。




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