Nicotto Town


☆✨Yumeha✨☆


叶わぬ人魚の恋の行き先は 第4話


僕は今日もいつも通り、夜の海辺を散歩していた。


彼女と話をするようになってから、いつしか彼女の事を考えるようになっていた。
「今日もいるかな…。」僕は、今日も会えることを期待していたんだ。

ところが、彼女はいなかったんだ。いつもの時間になっても海から上がってこなかった。

「何かあったのだろうか…。」僕は心配になった。
もしかしたら、何かあったのかもしれない。明日の夜、もう一回会いに行ってみよう。そう思い、僕は家に帰った。

誰もいない夜の海は静かで淋しい。時折吹く風が、僕の髪を揺らす。
空を見上げると、星が沢山輝いていて綺麗だ。

家に帰り、僕はベッドに横になった。心配で中々眠れなかったが、気がついたら熟睡していた。

次の日、僕は雨の音で目が覚めた。屋根や葉っぱからポタポタと落ちる雫が人魚の涙に見えて時々切なくなる。

僕は朝食を取り終わると、いつもの場所へ散歩に向かった。
雨の日の海辺を見ると何とも言えない気持ちになる。

もしかしたら、彼女がいるかもと思い、探したがどこにもいなかった。
雨の日は上がってこないのかもしれない。

夜に、もう一度行ってみたが会えなかった。
明日こそは会いたい。

僕は今度こそ彼女に会えることを期待して家に帰り、眠りにつくのだった。

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2025/07/04 21:40
続きが気になる終わり方♪



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