Nicotto Town



子供の頃の不思議な記憶は?

残念ながらそんなに不思議な記憶はないのだが。


4歳になりたての夏、家族や祖父母と尾瀬に行き、20キロくらい歩いたらしい。
私の記憶はひたすら山道を歩いたこと。
平均台みたいな道が面白かったこと。
おじいちゃんが山道で足を滑らせて落ちそうになり、みんなで抑えたこと。
「ひでえところに来ちまったなあ」というおじいちゃんのぼやき。
山道が終わって平坦な砂利道になったとたん足が棒のように疲れて、迎えに来てくれたタクシーの運転手におんぶしてもらったこと。
入浴後、右足の親指の爪がはがれているのに気付いた。
だが恥ずかしくて誰かに言うことができずにぐらぐらの爪を上下に動かしながら、だれか気づいてくれないかな、と思ったこと。
私にとっての尾瀬はとにかくすごい山道。
これしかなかった。

ので、成人してから尾瀬に行った時の驚きと言ったら。

あそこ、湿原だったんですね。
水芭蕉とかのきれいな花が咲いていて、散策コースはほとんど平地。
昔は遊覧船にも乗ったらしい。

まったく記憶にないわ。

母曰く、尾瀬を楽しんだ後、タクシーに迎えを頼んだ逆の口に行くまでの山道が急で大変だったらしいので、私の記憶はそこのみが残っているのか。

私にとっての尾瀬は、爪がはがれるくらいの急登でしかない。

#日記広場:子供の頃の不思議な記憶は?




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