このまま人類は茹でガエルとなるのか
- カテゴリ:日記
- 2025/08/05 18:54:16
子どもの頃は、8月の最高気温が32~33度であったが、今夏は気温40度超が当たり前になりつつある。今日も太平洋高気圧が南に勢力を拡大し、日本海には低気圧があるため、関東では猛暑となる。ほぼ半世紀のうちに気温が10度近く上昇している。それも毎年気づかずに温暖化温暖化と言いながら、人類は気温上昇の中に居続けてきた結果である。欧州では気温50度超を記録した国もあるが、このまま行けば半世紀後には日本の最高気温はどうなっているのだろうか。もし気温50度超が当たり前になったら、茹でガエル死という言葉も出てきそうな気がする。今日は、関東では最大級に気温が上がりそうだ。
一方で日本海側では低気圧の接近で久々に雨になるようである。新潟などのコメどころでは給水車を引っ張り出す必要が無いように雨が降ることを期待したい。ただ海面水温が高いので、海上で積乱雲が発生して山間部まで潤うか心配するところである。ところで、どこから溜池に給水車で水を運ぶんだろうか、川もダムも干上がっている状況なら、単なる空想しかない。
今日は、農水省が渇水対策会議をオンラインで開くようだが、今頃会議をやったところで来年の対策にしかならないだろう。すでに田んぼは、干上がっている状態なのだから、今日から降りそうな雨に期待するしかないが、もし大雨であったなら稲穂が倒れて水浸しになる恐れもある。稲穂が濡れたままだと気温が高いから、その場で発芽してしまう可能性もあるだろう。なかなか厳しい状況だ。
今朝もボランティア作業で公園の花木に水遣りを行っているのだが、やはり今日はいっそう暑くなることを知っているかのように花木はぐったりとしていた。今日の水遣りは、朝、昼前、午後と1日3回行っているため、ほとんど自宅の室内に居ないので、エアコンはもともと不要だから設置していないが、エアコンを使う暇もない生活で体力増強、健康維持に力が入る今夏である。朝から汗だくで過ごしているので、1日少なくとも5リットルは水を飲んでいるだろう、昼にはビールが美味い、こんな状態なので熱中症なんかになっている場合じゃないのである。
最近は、ボランティアの草取りばかりやっているので、自分の畑のナスやキュウリの収穫を忘れてしまうが、50cm超のキュウリばかり出来てしまっても欲しい人はいるので助かってます。
最近思うのは、昔はこれだけ暑いと必ず夕立の雨が降るのだが、今年も一度も夕立が無いのは高気圧が強すぎて上昇気流も起きないのだろうか。それとも地表の水分がカラカラで雨雲も出来ないほど干上がってしまっていることなのか。太平洋側は、しばらく雨降りは期待できないが、日本海側は今日あたりから雨降りになりそうではあるものの、高温の状態のため大雨になることは確実なので、水不足解消と喜んでばかりもいられないだろう。
今日は、関東の各地で気温40度超を記録した。やはり茹でガエルにはならないように工夫が必要であることは間違いない。たとえ冷房に入っていたからと言って、一旦暑いところに出れば瞬時に熱中症になる可能性は大いにある。そもそも毎日冷房の効いた部屋で大人しくしているほど暇な人はいないだろう。自分に合った暑さに負けない生活作りが必要である。
ところで今日は、地元の早場米の収穫をやっていた。今年は、イモ類や野菜の栽培を止め、すべて主食用米栽培に切り替えているが、作柄に問題は無さそうなので上々の出来だと思われるけど、極端に増産出来ているかと全国平均を考えれば不十分ではないだろうか。そもそも備蓄米でコメ不足が解消できたのか、よく分からない。新米価格は、猛暑の影響をかなり受けているので高くなるのは当然であろう。万博が終了するまでは、海外の観光客が減少することは無いだろうから、新米ブームが起きるかもしれない。いずれにせよ新米取引は活発化するだろう。
さて最近は、備蓄米が届かず業者からのキャンセルが増加しているが、業者も新米入荷に合わせて集荷作業があることから、儲けの少ない備蓄米など扱っているどころではないのが本音だろう。備蓄米も一旦冷蔵倉庫から出してしまったものを戻すことも出来ないだろうし、そこで利益が出るものでもないからそんなことは業者がするはずも無いだろう。ましてこんな猛暑に古米を置いておけば、コクゾウムシがわんさか湧き出る心配もある。結局備蓄米は家畜のエサとなるのかもしれない。スーパーでは、新米入荷キャンペーンの始まりでは無いだろうか。ところで今後は、2,000円のコメなんて経費増加で赤字になるから、生産農家が販売することなどあり得ないので、コメ不足時代の食生活に工夫が必要になる。我が家では、ジャガイモ、サツマイモ、サトイモを非常用対策に保存しているといったところだ。
しかし今夜は、全く気温が下がらない。関東では、気温40度越えがざらに出ているので、熱だまり状況になっていることは間違いないだろうが、明日の暑さが恐怖である。