今の時期にコメ増産が出来る農家がどれだけあるか
- カテゴリ:日記
- 2025/08/09 23:27:43
我が家は兼業農家であったが、自分は会社員で定年後は年金生活である。まだ農業者平均年齢に達していないが、すでに農業の廃業届を税務署に出してある。突然、農業申告が無いと言われるのは嫌だから、確実に廃業届を出したのだ。
さて今後懸念されるコメの値段だが、国は増産増産と意気込んではいるが、簡単に米作りは増産など出来ない。現時点で、農業経営を維持するのが精いっぱいの農家ばかりなのだから、昔のように安いコメなど販売する農家はいないだろう。
今増産しろと言われても、まず種籾が確保できていないだろう。どんなに田んぼが余っていても、種が無ければ稲は作れない。種籾はどんなコメでも良いかというと、それは全く違うので、最高の米を種籾に使う必要があるため、今年収穫の米から種籾を大量に確保するのは不可能だろう。当然、来年の苗作りには間に合わないから、来年も収穫量はさほど増えないと考える。それより農家の廃業や異常気象や悪天候による不作も発生して、収穫量がぐんと減る可能性もある。
コメを増産に方向転換と声掛けをしても、毎年減少する農家人口の中で、実質増産できる農家が生産量を上げてくれれば、コメ不足は乗り切れるだろうが、結果が出るのは再来年の収穫になるだろう。
さて今年は、早場米の五百川を試食しているが、古米の彩のきずなも精米して交互に食べている。理由は、食べ慣れたコメのほうが美味いと感じてしまうので、追加購入をどうするか検討中なのだ。新潟では、葉月みのりという早場米があるが、やはり地元産でないと値段が気になるところである。
今日から世間では三連休らしいが、停滞前線が横たわるので気温はやや下がるため涼しいが、温暖化亜熱帯化の影響で大雨になるので警戒が必要になる。大雨と言えば、氾濫、洪水、浸水、土砂崩れなど起こりそうな地形の場所からは逃げるしかない。
そして三連休が終わる頃には、台風11号が西の海上へ移動して、東にある太平洋高気圧が西へ張り出してくるため、猛暑が再びやって来ると思われる。海面水温が北緯40度まで高く暑さは続くと思われるが、急に寒くなる可能性もあるから冬に備えておくことは必要である。