ギターのリペア②
- カテゴリ:日記
- 2009/10/31 15:37:57
今回はアコースティックギターです
(前回ギターのブログ書いた時よりいくつかのギター手がけましたが今回は・・)
このたび私の手元にきたのは「YAMAKI」・・・ヤマキです(ヤマハではありません)
YAMAKI YM-500 1970年代後半 当時の定価50,000円
YAMAKIは日本のギターの歴史を語る上で忘れてはいけないギターメーカーです。
そのギターが手元に♪
全体はキズや打痕も少なくまずまずの状態、塗料の白濁もほぼなし、
でもいくつかきになるところが・・・まず、ピックガードがオリジナルではなく
普通に楽器屋で売られているものが貼られておりました。
明らかに貼り直したことがわかる状態でしたのでこれは張り替えることに。
これははがすと、最初のピックガードが接着剤でついていたのでしょう、
接着剤のはがし残りがボディにありましたので、丁寧にサンディングペーパーで除去。
その後ニトロセルローズのラッカーで塗装、研磨して平滑に仕上げ、
そしてオリジナルの形にカットしたひょう柄のピックガードを貼りつけました(粘着シートが
予め貼られているのです。
ついでに、ヘッドに先程使ったラッカーをスプレー、程よく厚みができるまで塗り重ねます、
ところが、予期せぬことが・・厚く塗った塗装がうす白くなっているじゃないですか、???
これは多分気温が(夜外だったので)低く、湿度が高かったと判断、すぐさまハロゲンヒーターで加熱、するとうす白かった塗装が透明に、ほっとしましたww
これも乾燥後平滑に研磨、高級感でました。
次に、弦高の調整、12F(フレット)で弦高が高いため、ブリッジのサドルを削ることに、
ボディに当たる面をまず平らに整形研磨、ここからは慎重にサンディんグペーパー
で削ります。取りつけて弦を張って測定、これを2、3度くりかえすと、12Fで
6弦で約2,3㎜、1弦で1.8㎜、やっとほぼ予定の数値です(サドルは白さが戻りました)
また1Fでは6弦で0.8㎜、1Fで0.6㎜ほど、ま~これでOK
でも、ナットはあとで交換(牛骨製)して再度調整することにしました。
全体をまんべんなく綺麗にしたのはもちろんここで書ききれないくらい手が
込んでいる全くのオリジナルギターの誕生です。これは、手放すのには
あまりにもオリジナルすぎて(愛着も)手放すことなく今ここにあります。
時を経た(約30年)ギターです、音もびっくりするくらいいい音出ます。
このYM-500のYMはYAMAKIがとくにマーチンを意識して作ったシリーズ
でYMのMはマーチンから取ったそうです。
だんだんこの内容もギターオタクになってしまいましたね(*^-^)ニコ
興味ある人には面白いかもしれませんが、ギター、とくにリペアに関して
興味ない方にはつまらない内容と思います。
ギターオタクの日記程度ということで読み流してくださいねww
それと、フリマでギターを譲っていただいた方にお礼申し上げます。
そうですか。。では、いまではきっとどなたかのお手元で
大事にされているのでしょうね。
肩身が狭い…分かります(笑)
ご趣味(実用も兼ねた?)も長い間にはブランクができたりしますでしょうけど
細くでも長く続けていけたら、素敵ですね^^
お仕事のお勉強もはかどりますよう、お祈りしています☆
コメントありがとう♪
YAMAKIのギター、現在は手元にありません(売却)・・残念
にゃあこさんはギター弾かれるの?
それと手がけたギターは愛着があるので置いておきたい気持ちは
あるのですが、ギターだらけに・・
自分はブログからも察しがつくと思われますが、写真にオーディオ、渓流釣りなども・・
ですので物だらけ^^;。三脚だけでも家族から邪魔扱い(4脚)
その他ギター関連や、車、電気工事の工具など・・多々あり。
我が家は女性ばかりなので工具などは興味ありませんからね・・#
そう、肩身がせまいんです(笑)
ギターは現在、装飾が綺麗で女性の方でも弾きやすい大きさのアコギ一台と
クラシックギター(とても古いんです)くらいなんです。
いまは、仕事関係の勉強に専念してますので時折写真を写真館にUPするのが
精いっぱい・・
素人仕事とはいえまたギターのことブログに載せたいものです♪
いや~本当に驚きました。詳しくは分かりませんが、本格的なのですね…。
アコースティックギターまで直されるとは!
普通の人は塗装をし直すことさえ躊躇してしまうでしょう。
お見事ですね。
そのギター、いまもお手元にあるのでしょうか。。
ぅちの友ダチのこがやってるって言ってたょw
私のヘンなブログの更新ですが見ていただけて
嬉しいですよ♪
でも内容が内容(オタクものや)なだけにコメントも
苦慮しますよね うふ♪(* ̄ー ̄)v
訪問ありがとうございます!