Nicotto Town



スーパー行っただけ

スーパーに行った。
豆腐と猫の缶詰を買った。
レジ袋が指に食い込んで、少し痛かった。

帰り道、洗濯物が風に揺れていた。
シャツの袖が、誰かに手を振っていた。
でも、誰もいなかった。

湿度が高くて、空気が重かった。
気持ちも、少しだけ重くなった。
首すじに汗がたらりと落ちて、
それが、泣くかわりみたいで、
少しだけ、助かった気がした。

家に着いて、鍵を回す。
音が、今日も大きい。

テレビをつけたら、東野英治郎が笑っていた。
その笑顔が、まぶしい太陽よりまぶしくて、
なんだか、耐えられなかった。

猫は缶詰を食べて、また寝た。
その静けさが、風より冷たかった。

窓辺の鉢植えに、小さな花が咲いていた。
去年、母が植えたやつだった。
もう、名前も聞けない。

咲いてるのに、誰にも見られない。
咲いてるのに、誰にも言えない。

それだけで、
今日が、少し長く感じた。

#日記広場:日記

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2025/09/16 21:05
> 亜子さん
ほんとに、ほんとに^_^
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2025/09/16 20:05
まどろみさん、なるほどね~^^
一日一日大切に過ごそうね。
私は、一日一日大切に過ごして居ます。
今日という日が一番新しい日にち明日もあるけど。。。
今日という日は、2度と帰って来ません。
楽しく笑って過ごそうね。(*´σー`)エヘヘ
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2025/09/15 23:19
> PiPi。さん
><
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2025/09/15 21:57
人生楽ばかり~♪



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