重賞展望
- カテゴリ:日記
- 2025/09/22 19:49:14
今週末から秋のGⅠスタート。競馬のシーズンが来たって感じやね。年に4回くらいあるけど。重賞はスプリンターズSとシリウスSの2つ。
【スプリンターズS】中山1200は直線の急坂までほぼ下りで構成されることや3角の角度が緩いことで1200m戦としては日本屈指のハイペースになりやすい舞台。過去5年を振り返っても前半3Fが32.1で流れた去年は流石に極端にしても20~23年も33秒前後とコースの傾向通りハイペース戦で時計の掛かる馬場になるほど後半3Fは遅くなるようなイメージ。野芝オンリーの高速馬場で行われることが多いのもあってかそれでも後方から外を回す馬が好走したのは時計の掛かる外伸び馬場になった20年くらいで、それ以外はほぼ内枠か外目の枠でも前に行くかコーナーで内ラチイ沿いに寄せた馬。ポイントとしては後半要素も問われる高松宮記念と違ってスプリンターらしいハイペース耐性を持った馬、内枠や逃げ先行馬、高速馬場への対応力。血統ではスピード型ノーザンダンサー系やミスプロの血が目立つ。
サトノレーヴはまず去年のこのレース7着をどう見るかやね。馬体増や外目の枠というのもあったけど裏を返せば不利な条件を跳ね返して勝つほど抜けた存在とまでは言えへんと。宮記念や香港でも強い競馬はしてるけど中山と比べるとペースは上がりにくい舞台やし、意外と前半からしっかり流れるビッグレースでの好走経験はないんよね。まぁ、強いのは間違いないし軽くクリアしてきても驚けへんけど、立ち回りの上手さを武器にする馬でもないし人気を考えれば外枠やハイペースで苦戦して派手に飛んで欲しいところやね。ナムラクレアは何度も書いてるように本質的には千四寄りの適性の馬で千二ならあんまり追走させずに自身後傾くらいのバランスで入りたい。それで届くような馬場や展開になるかどうか次第。ただ宮記念は3年連続2着に対してこのレースは3度出走して2度の3着が最高。トウシンマカオはスプリンターとしては跳びの綺麗な馬で良馬場、ミドルペース気性的に揉まれ弱いから外を回しても不利にならへん馬場がベスト条件。去年は内から伸びて来て2着やったけどママコチャが外に張ったことで進路が開いて揉まれる形にならへんかったからね。高速馬場やピューロマジックが控えそうなのは良いけどどこまで噛み合うかなと。ママコチャは立ち回りの上手さを活かせるこの条件は良いし夏場は力を出せる時期ではあるけど最近ちょっとテンの速さが落ちてる感もあるんよね。ズブくなって千四寄りになってるのか或いは年齢的にピークアウトの可能性もあるんかなと。セントウルSも馬場を考えると妙に時計が遅かったしね。ルガルは去年は骨折明けで外枠と決して恵まれたわけでもないのに好発から3番手のインを取って自身32.8-34.2のラップで押し切った。出遅れが多いってのもあるけど中京や香港で今一つなのは基礎スピード面を活かしにくいってことなら中山に戻るのはプラスになりそう。5番人気くらいで買えるならこの馬から行きたい気持ちはある。穴選びはまずは枠を見てからとしか言いようがないけど香港のラッキースワイネスはカーインライジングに完全に王座を奪われたけど香港スプリントを勝つくらいの馬やからね。そもそもの能力はここでは最上位クラス。馬券的には押さえておくべきやと思う。あとはまだまともに揉まれる競馬の経験がないのは気になるけど脚質転換?に成功したピューロマジック、能力的に足りるかどうかやけどハイペースや高速馬場での実績があって上手く立ち回れそうならジューンブレア、ペアポルックスあたりを挙げときます。