Nicotto Town


悠遠の夢語


「人を褒める事」のお話。

私は良く人に対して、リスペクトを込めて「素敵だなあ」とか「美しい」と言う表現を使う。

ただそれは、褒めていると言うよりも本当にただ文字通り思った事を書いているだけだったりする。
私が持っていない感性を持っている事に対する、ある意味の敬意を示す言葉として使っている。

ここで素直に「褒めている」と言えれば丸く収まるのはわかってはいるけれど「褒める」と言う行為は私は経験上あまりする事がない。
その理由は上辺だけを褒めようと思えば、いくらでも褒められてしまうからだ。
そしてその上辺だけを褒める行為に私は意味があるとは思っていない。
だから「褒める」と言う行為をあまりする事がない。

例えば、世の中には「天才」と評価される人がいる。
その人が死に物狂いで努力をして創り出した物であったり、成し遂げた事があったとする。
それを「天才」の一言で済ませてしまったらそれはある意味、侮辱だと思うからだ。
その人が裏でどれだけ努力をしているか、その人のバックボーンを知って初めて私はその人の事を本当に褒める事が出来る。
努力をして成り上がった人間であればあるほど、褒める時には気をつけなければいけないと思っている。
自身が思っているよりも、何かを持っている人は特別な何かを持っていた訳では無くて有り得ないほどの苦労をしていたりする。
例えば成功している芸能人の方の売れていなかった時代のエピソード等が良い例だと思っている。
成功している姿だけを見て、妬んだり羨んだりするのはきっと違うのだと思う。
その人をある程度知って、ちゃんと理由が説明出来る褒め言葉は相手の心に届くと思う。
でももしも現在だけを見てその人の過去を考えずに、知ろうともせずに褒める行為は時として相手に「失礼」や「侮辱された」と捉えられても仕方が無い事だとすら思っている。

だから「褒める」と言う事は難しい。
仕事上において成果をあげた人を褒めるのは出来る。
それは私の中でその人の過程をある程度理解していて、結果を知っているから出来る事だと思っている。
そして親が子供を褒めるのも、ある程度理解しているからこそだと思う。

ちなみに、ある意味これは考え方を変えれば「人を妬む事」に関する考え方にも関連すると思っている。
現状だけを見てその人を妬む事は簡単だけれど、その人がその過程で今まで何を失ってきたかわからないのだからなんとも言えないなあと思う。


それだけのお話。

#日記広場:日記

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2025/10/28 20:53
> ꕤ かえで ꕤさん
そうですね…、広義で言えば「素敵」や「美しい」も褒め言葉になるのだと思います。
でも私も、共感してくださった様にかえで様と同様に「感想」であって「褒め言葉」として使っているわけでは無いのです…!

似たような例?になるかわからないのですが、私はなるべくお店等を利用した際に店員の方に「どうもー」「アザス」みたいな感じで軽くお礼を言うのですが、人によっては「ご苦労さまです」と一見丁寧に見える言葉をかける方もいるのですが、「ご苦労さま」という言葉も目上の人が使う言葉であって、上から目線の言葉なのですよね…。

褒めるという言葉が上から目線、その知識を授けて頂けたことに今感謝しかない…っ!
「褒める」と言う言葉についての意味を詳しく調べずに書いた日記なのがバレてしまうけど…っ!
でもそうなのであれば、尚更私もかえで様と同様に「感想」として褒め言葉を使いますね…。

褒め言葉を使うことによって、最終的に互いに微妙な気持ちになるのは何とも言えない…と言うか私も似たような経験がありすぎますね…!
「ありがとう」は相槌の要領で使う方もいるので、あまり気にしないのですがあまりにオーバーなリアクションを取られると「あれ、感想言っただけなんだけどな」って言う罪悪感なのか、よくわからない感情ががが。

過程を理解する事無く褒める事によって、人によっては過程の努力を認めてほしいと言うある種の「コンプレックス」を刺激しかねないと言った可能性の示唆でしかないので、悪いことではないと思ってます。

褒めすぎると人はその為に行動する、本当にそうですね…。
でも誰も人を褒めない世の中になってしまったらそれは悲しいし、かと言って褒めるのも難しい…。
どないしろと…、って思っちゃいます…!

後は面白いと思う反面、厄介だと思う側面として同じ単語でも聞く人によって解釈が異なる事が一番「褒める」や「認める」においてのコミュニケーションの齟齬を生む要因になっている気がします。
訂正する機会がある関係であればいいのですが、そうでない関係であった場合等を考えるともー難易度タカすぎる…!!

気になったとしても、もしかしたら自分の中で未解決のまま保留になってしまうのかもしれないですね…。
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2025/10/28 18:59
「褒める」とは「優れているとして、その人や事を良く言う」ことだそうです。
ということは「素敵だなぁ」も「美しい」も褒め言葉になりますよね。
だけど、Lycorisさんは褒めてはいないとおっしゃる。
私もそうなんですよ!と声を大にして言いたいです\(^o^)/

本か何かで知ったのですが、「褒める」というのは「上から目線」なのだそうです。
それを知ってから「褒める」ではなく「感想」として褒め言葉を使うようになりました。

だけど、褒め言葉を使った後に「ありがとう」とか「とんでもない」とか言われて
「いやいや、褒めてないよ。ただの感想だから」と付け加えると
「屁理屈」だの「あー言えばこー言う」と言われるようになったので
そうじゃないんだけど・・・と思いながら、付け加えるのはヤメにしました。

「褒める」に対して私はLycorisさんのように深くは考えてなかったので
過程を理解することなく、感想を言いまくっているのですが
褒めすぎると人は褒めてもらうために行動したり
褒めてもらえなくてがっかり落ち込んだりして
依存心を育て自律性を奪ってしまう結果になりかねないので
「褒める」って難しいなぁって思います。

上から「褒める」のではなく、横から「認める」と良いらしいのですが
「認める」が「評価」に変わった瞬間「上から目線」になってしまうものですから
「認める」も「褒める」と同様に難しいなぁって思ったり。

他の人はこーゆー細かいことは気にならないものなのでしょうか?
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2025/10/28 18:14
> 黒猫さん
いえす…!
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2025/10/28 17:52
褒め言葉も刃ということだね。



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