無事が何より
- カテゴリ:日記
- 2025/11/11 16:51:01
衆議院予算委員会における高市首相の発言「台湾有事は日本の存立危機事態になり得る」が内外で物議を醸しています。
安倍内閣が通した安保法制化法案で、集団的自衛権を行使できるとされた事態の一つだからです。
日米の軍事産業やネトウヨさんたちはヨダレが垂れるほど喜んでいるところでしょう。
でも、ちょっと待ってくださいよ。
本当に財界がウハウハするほどの経済効果があるんでしょうか?
こういう予測がお得意のGrokさんに聞いてみました。
まず、現在の日本経済は、大きく中国に依存しています。
① 輸出先 20.3%(約22兆円)
② 資源・エネルギー輸入 25%超(約15兆円)
③ 部品・中間財輸入 22.8%(約20兆円)
④ 食糧輸入 約15%(約2兆円)
そして、台湾有事となると、中国との貿易が途絶えるのはもちろん、台湾の生産力も落ちてしまいます。
台湾有事で想定される「連鎖的経済危機」では、経産省と野村證券の本年の試算では
① 台湾半導体停止 GDP -8%(約45兆円)
TSMC生産停止 → スマホ・自動車・家電が製造不能
② 中国貿易途絶 GDP -12%(約67兆円)
輸出22兆円+輸入35兆円が消失
③ サプライチェーン崩壊 製造業生産 -30%(約90兆円)
中国工場停止 → 日本国内生産も連鎖停止
④ 資源・食糧危機 インフレ率 +5%(食料・素材高騰)
レアアース・大豆・豚肉が不足
合計したGDP損失は150兆円超となる予測です。
「中国が無理なら他にあたれば?」と言われても。レアアース(中国依存90%)・医薬品原料(API)(同70%)・半導体パッケージ(同40%)などは他国での代替に時間がかかります。
食糧(大豆・豚肉)などは中国依存15%と低めですが、米国・ブラジルからの輸入となると輸送コストが+30%かかってしまうそうです。
GDPがそれだけ落ちると、日本経済は崩壊し、失業率20%超、円安1ドル=300円、という事態になってしまう!?
さ・ら・に、中国との人的交流も途絶えます。
2024年度のデータに基けば、
①インバウンド観光客
中国系1,200万人が消失 → 観光収入-2兆円
地方経済崩壊(京都・大阪・北海道のホテル・土産物店倒産ラッシュ)
②留学生
中国12万人が帰国 → 大学収入-7,000億円
地方私大の経営破綻(定員割れ加速)、研究力低下
③技能実習生
中国15万人が帰国 → 労働力不足30万人
製造業・介護・農業の生産停止(例:トヨタ部品工場、老人ホーム)
中国人スキー客の多いニセコや、中国人旅行者が正露丸を爆買いするというドラッグストア、東京・京都・奈良などもだいぶ静かになるかも。また、飲食店やコンビニのバイトが減ったり、青森りんご収穫の労働力は-40%になり、価格も高騰するかも。
(他国の人も、わざわざ危ない国に来てくれますかねぇ?)
うん、たしかに「台湾有事は日本の存立危機事態」といえるようですね。
そもそもそんな状態になったら「腹が減っては戦ができぬ」ですよ。まさかハングリーガッツ???
























