Nicotto Town


悠遠の夢語


0. 終わりの始まり。

これはかつて私が切ってしまった親友との思い出、そして鎮魂歌。

数字から始まるお話は、その話。
だから見ても得になることは無いよ!

私は小学3年生くらいの頃にネットゲームと出会った。
最初はメールアドレスとかそういうのを使うのすらも怖かったくらい、無知だった頃。
その中で親のメールアドレスを勝手に借りてMMORPGと言う物に手を出した。

その時の私にはとてもネットの世界、そしてMMORPGというゲームの世界は広く見えた。
何故なら普段は小学生として、小さな世界しか見ていなかったから。

そしてMMORPGを始めてから、私は友人に宿題を代わりにやって貰ってMMORPGに熱中するくらいにまでになっていた。

そしてそのまま、中学生になった。
小学3年生の頃はタイピングで人との意思疎通を図ることが容易では無いと言えるほどに、タイピングが遅かった。
だけれど中学生になる頃には、一般的な人よりも圧倒的に早いと言われるほどになっていた。

そして私はタイピングが早い、という謎の自信だけでMMORPG内でニコッとタウンで言う所の「サークル」のようなものを立ち上げた。
それが出会いの始まりだった。

その私が作ったサークル、言わばMMORPGで言う所の「ギルド」という概念である。
そこに入ってくれたのが、彼だった。

私は正直、彼のことは別に好きでも嫌いでも無かった。
ただ良く話しかけてくるやつだな、くらいの印象だった。

ある時、その彼は私に
「私の相方になってくれない?」
と言った。

私はそれに対して
「僕はそういったしがらみはあまり好きではないから。」
と断った。

それでも彼は引き下がらずに、何処までも食い下がってきた。
そしてさすがに私も面倒になって、仕方が無いから受け入れた。
それ以来、MSN(いわゆるメッセンジャー)を使って毎日会話をするような関係になっていった。

それが、終わりの始まり。

#日記広場:日記




Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.