人渣反派自救系統のアニメ、見たかったなあ。
- カテゴリ:アニメ
- 2025/11/23 17:23:06
アニメ天官賜福の原作小説を読み始めたところ面白く、同作者の他の作品も読んでいたところ「人渣反派自救系統」にはまりました。「クズ悪役の自己救済システム」という名でアニメ化もされたようですが、残念ながら私は未視聴です。浪川大輔さんと梶裕貴さんがダブル主演だったそうで、他の出演者も有名声優ばかり。当時なぜ視聴しなかったのかと、現在猛烈に後悔しています。
人渣反派自救系統はちなみに、こんな話。(核心を突かない程度ですが、ネタバレ含むので、ネタバレ厳禁の方は読まないでください。一巻までの内容紹介です。)
3桁を超す美女たちを妻にするハーレム小説に、盛大に文句を言ったら、なぜだかその小説の中の悪役 沈清秋に転生してしまった主人公。沈清秋はハーレム小説の主人公 洛氷河の師匠であり、洛氷河をいじめたせいで、拷問の果てに殺される役 です。
悲惨な死を避けるため頑張る・・・と書くと、日本の悪役令嬢もの(破滅を避けるため、頑張る悪役令嬢というカテゴリ)のようなのですが、難度的にはもっと大変かも。
「オリジナルの沈清秋はそんなことしません」、といちいちシステムに文句を言われるので、好き勝手出来ないという縛りがあるのが面白いです。システムの穴をつきながら、なんとか洛氷河をひどい目に遭わせないよう、師匠風を吹かせながら全力で面倒を見た結果、洛氷河に懐かれます。師尊(日本語だとお師匠様、かな?)と主人公を呼び慕う洛氷河は、子犬のようにいじらしく可愛く、読んでいて非常に癒されました(*^_^*)。
一巻の3分の2はひたすら麗しい師弟愛が描かれるのですが、その先は話がぐっと動きます。本来の小説の展開からそれないよう、洛氷河を崖から突き落とせ、と非常な命令がシステムから来ます。
罪悪感に苦しみながら頑張って崖から突き落とし、その後魂を抜けたように落ち込みながら日々を送る主人公に、レベルアップを果たし成長した洛氷河が姿を現します。
元の小説だと、拷問され殺されるので、おびえて全力で洛氷河から逃げる主人公。相変わらず主人公を慕い、追いかけまわす洛氷河。このすれ違いが、読んでいて楽しい。
一巻を読んだら、無性に続きが気になりました。二巻の書籍版はまだ出ていないので、分冊版をひたすら追いかけ、分冊版69話(三巻途中まで)まで読みました。実はまだ連載中で、毎週一話ずつ更新分を購入し読んでいます。
更新日が楽しみで仕方がありません。一気に読むのと、違う楽しみがありますね。
とても面白いので、人に勧めたくて仕方がないのですが、書籍版が全て出ない限り勧めにくいので、早く紙の書籍版が出版されることを心待ちにしています。


























