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シマエナガについて⑲

「野鳥としてのシマエナガの食性の特徴」

シマエナガは北海道にだけ住んでいる、小さくてまんまるな野鳥です。ふわふわの見た目が注目されがちですが、実はとってもたくましくて、食べ物の選び方もとても賢い鳥なのです。シマエナガは雑食性の鳥なので、季節や住んでいる場所によって、そのとき手に入るものを上手に食べ分けています。
春や夏は、森の中に虫がたくさん出てくる時期なので、アブラムシや青虫、クモ、ムカデなどの小さな虫を好んで食べています。枝を移動しながらチョンチョンとついばんでいる様子は、まるで小さなアクロバットショーのようです。そして寒い冬には、虫が少なくなる代わりに、カエデの木などから出る甘い樹液や、木の幹にくっついているカイガラムシなどの小さな虫を食べて栄養をとっています。ときには、人が設置した餌台に来て、牛脂やピーナッツなど、エネルギーのある食べ物をちょこちょこ食べることもあります。
ただ、シマエナガはくちばしがとても小さいので、ヒマワリの種のような大きくて硬いものは食べられません。食べ物のサイズや柔らかさをちゃんと見極めて選んでいるのです。
そして特にすごいのが、子育て中の親鳥。ヒナのために、やわらかくて消化しやすい虫を一生懸命探して運んでいるんです。ヒナの成長に合わせてエサの種類を変えていく姿からは、親鳥の深い愛情が感じられますね。

「シマエナガの食べ物の特徴まとめ」

特徴→ 内容

小さいくちばし→ 柔らかくて小さいものしか食べられません
季節によって食性が変化→ 春夏は虫中心、秋冬は樹液や木の実など、環境に応じて変化します
子育て中のエサの選び方→ 栄養たっぷりで消化しやすい虫を選んでヒナに与えます
給餌場での食べ物の好み→ 牛脂やピーナッツなど脂肪分の高いものを少しずつ食べます

こうしてみると、シマエナガの暮らしはとても知的で柔軟。ふわふわの見た目とは裏腹に、自然をしっかり生き抜く力を持った野鳥なのです。

「餌場に集まる他の鳥との違い」

シマエナガは、森の中や給餌場で他の種類の小鳥たちと一緒に行動することがよくあります。とくに、シジュウカラやヤマガラといった鳥たちと「混群(こんぐん)」というグループを作って行動するのが特徴です。
でも実は、見た目が似ていても、食べ物の好みはまったく違うんです。
たとえば、シジュウカラは木の皮のすきまに隠れている小さな虫を見つけるのが得意。しっかりしたくちばしで器用に食べ物を取り出します。ヤマガラは木の実や種を割って食べるのが得意で、くちばしの力もかなり強いです。
その一方で、シマエナガは樹液や木の表面についた小さな虫、そしてカイガラムシのように動きが少ない虫をついばむスタイル。くちばしが小さい分、食べられるものも自然と限られてきます。それでも不思議なことに、同じ木を訪れていてもエサの取り合いになることはほとんどありません。それぞれの鳥が違う食べ物を探しているので、自然とうまく分担されているんです。そして、混群にはもうひとつ大きなメリットがあります。たくさんの目でまわりを見張ることで、天敵に気づきやすくなり、安全にエサを探せるのです。

「鳥たちの食べ物の違いまとめ」

鳥の種類→ 主な食べ物 食べ方・特徴

シマエナガ→ 樹液、小さな虫、カイガラムシ 口が小さく、柔らかいものをついばむのが得意
シジュウカラ→ 木の皮のすきまの虫、幼虫 器用に虫を探す。食べ物の種類がやや広め
ヤマガラ→ 木の実、種子、ナッツなど 固い殻を割る力強いくちばし。ナッツ類も上手に食べられる

こんなふうに、それぞれの鳥が自分に合った食べ物を選んで暮らしているんですね。
シマエナガたちは、かわいらしいだけでなく、自然の中でいろんな鳥と協力しながら共存していることがよくわかります。それぞれの特徴を知った上で観察すると、もっと楽しくなりますよ。

「シマエナガは何を食べるのかを総括」

シマエナガは、愛らしい見た目とは裏腹に、四季折々の環境に応じて賢く食べ物を選びながら生きる、たくましい野鳥です。冬の厳しい寒さの中でも生き抜く知恵や、ヒナのために柔らかい餌を選ぶ親鳥の姿など、知れば知るほどその魅力が深まります。以下に、この記事でご紹介したシマエナガの食べ物に関するポイントを季節・環境・行動ごとに整理しました。観察や保護活動の参考にもぜひご活用ください。

・シマエナガは季節ごとに食べ物を柔軟に変える

・冬はカエデなどの樹液を舐めて栄養補給する

・樹液は寒さでツララ状になり舐めやすい形になる

・冬の主な虫のエサはカイガラムシやその幼虫

・給餌場では牛脂やピーナッツなど脂肪分を好む

・ヒマワリの種はくちばしが小さく食べにくい

・夏は青虫・芋虫・アブラムシ・ムカデなどの昆虫を主に食べる

・小さなクモや昆虫の卵も夏の食事に含まれる

・子育て中はヒナのために柔らかい虫を選んで運ぶ

・ヒナの餌はアブラムシや青虫など消化しやすいものが中心

・季節ごとに木の実や昆虫の成虫なども食べるようになる

・生息地では桜・ナナカマド・松などの木に付く虫を探す

・給餌場には30分〜2時間おきに群れで訪れることがある

・他の鳥と食べ物の好みが異なるため競合しにくい

・雑食性だがくちばしのサイズに合ったものしか食べられない

「シマエナガの巣の秘密と驚きの工夫とは?を総括」

ポイントをまとめます。

・巣はコケや地衣類をクモの糸で接着して作られている

・巣の形は繭のような袋状で、上部に小さな出入り口がある

・鳥の羽毛を内部に敷き詰め、ヒナのベッドとして使用する

・一つの巣には1000枚以上の羽毛を使うこともある

・巣の外観は木のコブのように見え、カモフラージュ効果が高い

・巣材を集める際は、クモの糸や蛾の繭糸を器用に採取する

・巣の設置場所は藪や枝の密集した木の中が多い

・高所の枝の股に巣を作ることで天敵からの視線を避けている

・落葉広葉樹を好み、葉や枝がブラインドになる場所を選ぶ

・あえて猛禽類の巣の近くに営巣し、他の天敵を遠ざける戦略をとる

・巣は柔軟性があり、風で揺れても壊れにくい構造になっている

・親鳥は5〜10分おきに餌を運び、巣内の衛生管理も行う

・ヘルパーと呼ばれる若鳥が子育てを支援することがある

・ヒナは孵化から約3週間で巣立ち、「シマエナガだんご」として並ぶ

・人間が近づきすぎると営巣放棄のリスクがあるため注意が必要








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