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ガレットについて⑥

「ガレットの意味とは?クレープと違う?由来や材料のそば粉から違いを紹介」

ガレットは最近日本でも注目され始めた、そば粉を使ったフランス料理のひとつです。一方でガレットに良く似たフランス料理に、日本でも人気を集めるスイーツであるクレープがあります。ガレットとクレープの違いは、その材料や具材といった作り方だけなのでしょうか?実はガレットとクレープには、そば粉や具材といった作り方だけでなく、その由来や名前の意味にも違いがあるのです。ガレットとクレープの違いやその由来を始め、ガレットの作り方やカロリーまで紹介していきます。

「ガレットとは?どんな意味や由来がある?」

ガレットは最近日本でも注目され始めたフランス料理のひとつですが、まだまだ馴染みの薄い料理でもあります。そんなガレットはそば粉を使って作りますが、フランス料理とそば粉との組み合わせにも、違和感を感じる人はいるかもしれません。

そんなガレットには一体どんな意味があり、どんな由来で生まれたフランス料理なのでしょうか?ガレットの由来や、同じフランス料理で良く似たクレープとの違いなど、ガレットについて調べてまとめてみました。

「ガレットはフランス由来のそば粉を使う料理」

ガレットはフランス由来の、そば粉を使った塩気のある生地に、チーズやハム、卵などの具材をトッピングして、食事としての作り方をするのが一般的な料理です。そんなガレットの意味や詳しい由来を調べてまとめてみました。

*発祥地

ガレットはフランスの北西部にあるブルターニュ地方由来の郷土料理です。そば粉に水や塩のほか、時には卵も混ぜてから寝かせておいた生地を、熱した平鍋やガレット専用の鉄板にすくった生地を注いでから、専用のこてで薄く丸くのばして片面だけ焼きます。

焼いている途中に卵を落としたり、ハムなどの肉類や魚介のほかチーズや野菜も乗せて、四方を折り曲げて正方形に調える独特な作り方をします。ガレットは主食としてのレシピが一般的ですが、はちみつや生クリームと共に、デザートとして食べる食べ方もすることがあります。

ガレットは、ブルターニュ地方の言語であるブルタン語で「クランプーズ(Krampouz)」と言って、語源的にはアイルランドやスコットランドの文化圏のひとつ、ゲール文化との関わりが指摘されています。

*ガレットの「ガレ」とは?

ガレットとは一体どういう意味があるのでしょうか?この「ガレット(Galette)」には「丸くて平たい」「丸く薄いもの」と言う意味があります。ですが食べ物の名前として使われるときには、そば粉のガレットを指すことが一般的です。

ただし「丸くて平たい」食べ物であれば、必然的にそば粉のガレット以外のガレットもあります。代表的なのが「ガレットブルトンヌ (Galette bretonne)」という塩味のクッキーが挙げられます。このクッキーには厚さが2種類あり、薄いタイプと5mmほどの分厚いタイプがあるのです。

一方でフランス語の「ガレ」には「小石」という意味もあります。古い時代にはガレットを熱した石の上で焼いていたため、そのことに由来していると考えられています。

*材料

ガレットがそば粉を原料とする料理としてブルターニュ地方で誕生したのには、ちゃんとした理由があります。元々ブルターニュ地方は雨の多い土地柄で、当時の主食であった小麦の育成には不向きな、痩せた土地柄だったのです。

そんなブルターニュ地方に、中国原産のそばがイスラム諸国を経由して、13世紀に十字軍によって持ち込まれました。そばは痩せたブルターニュの地でも十分に育つ植物として認められ、さらには無税で広く栽培が奨励されました。

そばはわずか3ヶ月のサイクルで収穫が可能な上、ルチンなどのポリフェノール類が多く含まれるなど、栄養価が高く収穫量も豊富な食材として、長く人々の生活を支えてきたのです。

*クレープはガレットとは全然違う!

ガレットと良く似たフランス料理にクレープがあります。クレープも薄く丸い生地の食べ物で、ガレットと良く似ています。ですがガレットが主に主食として食べられているのに対して、クレープは主にスイーツとして食べられている違いがあります。

一見ガレットのスイーツ版に見えるクレープについて、その意味や由来と共にガレットとの細かい違いを見ていきましょう。

*発祥地

元々のクレープの起源は、紀元前7000年のエジプト時代からあった古い食べ物と言われています。たまたま太陽で熱せられて熱くなっていた平らな石の上に、1人の女性が主食のおかゆをこぼしてしまったところ、おかゆが焼けて固まったので食べてみたら美味しかったというのです。

それ以降エジプトでは穀物を粉にして水で溶いて焼いたものが食べられていましたが、エジプト王朝が起こった紀元前3150年ごろには発酵させて作るパンに変わっていました。

クレープがフランス料理として作られるきっかけになったのは、スペイン国王フェリペ3世の長女でフランス国王ルイ13世に嫁いだアンヌ王妃が、ルイ13世と共にブルターニュ地方に狩りに訪れた際、現地の人たちが食べていたガレットを偶然食べたことに始まります。

ガレットの味が気に入ったアンヌ王妃は、フランスの宮廷料理にも取り入れたのです。そのときに生地の材料はそば粉から小麦粉に変更されたり、水と塩だけだった生地には卵やバター、牛乳に砂糖などが加わり、クレープの生地へと変化していったのです。

一方で元々の本場であるブルターニュ地方でのクレープには、そば粉で作ったものもあります。正確には東側のオート=ブルターニュ地方では原料がそば粉のものをガレットと呼び、西側のバス=ブルターニュ地方では原料がそば粉でもクレープと呼ぶのです。

*「クレープ」の意味

クレープの名前の意味は、焼いたときにできる焦げ模様が絹織物のちりめんを連想させるとして、「絹のような」食べ物で「クレープ」になったと言われています。

クレープは元々は「クリスプ(crispe)」と呼ばれていて、こちらはラテン語の「crĭspus」が由来となっています。意味は「カールした、波状の」といいます。13世紀初頭の本の中でもこの「クリスプ」で登場していますが、その1世紀後には「クレープ(crêpe・クレップ)」に変更されたといいます。


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