ガレットについて⑦
- カテゴリ:日記
- 2026/02/21 02:10:01
*材料
クレープの生地の材料は、一般的には小麦粉を使います。ただしブルターニュ地方でも西側のバス=ブルターニュ地方では、先にも紹介したようにそば粉を使っていてもクレープと呼びます。
元々は小麦粉に水と塩を混ぜて生地を作っていましたが、その後改良が加えられて牛乳やバター、卵や砂糖などが足されていきました。そうして作った生地を鉄板で薄く焼いて、さまざまな材料を包み込んで巻いたり折ったりすることが多いです。
フランスではバターや砂糖だけを巻くシンプルなものから、生クリームやフルーツ、ジャム、チョコレートソース、アイスクリームといった甘いものを包んでスイーツとして食べる食べ方を総称して、「クレープ・シュクレ(crêpe sucrée・砂糖味のクレープ)」と呼びます。
一方でハムや鶏肉などの肉類や、チーズ、野菜などを包んで軽食として食べる食べ方を、「クレープ・サレ(crêpe salée・塩味のクレープ)」と呼ぶほか、調理法でもさまざまな名前で呼び分けている名前の多い料理でもあるのです。
*日本とフランスのクレープの違い
クレープというと、日本では生クリームにフルーツなどをたっぷりと乗せてから、くるりとラッパ状に巻いたスイーツですが、フランスでは家の食卓やレストランで食べる場合には、折りたたんだ生地をナイフやフォークでいただく食べ方が一般的です。
フランスでも露天で売っているクレープもありますが、日本のものと比べてその具材は少ないのが一般的で、薄い形が特徴です。日本のように具材を楽しむのではなく、生地そのものを楽しむ食べ物という感覚が近いといえます。
*ガレットとクレープの違い
ガレットとクレープの違いは、先にも紹介したようにガレットと材料が同じでもクレープと呼んだり、曖昧な点もまだまだあります。つまるところガレットとクレープの違いは何なのでしょうか?
*クレープはガレットの派生
クレープは先にも紹介したように、ガレットを偶然食べたアンヌ王妃が、フランスの宮廷料理に取り入れたのが始まりです。つまりクレープはガレットから派生した料理であり、ガレットとは親子関係のような料理と言えます。
一方で元となったガレットが主食のブルターニュ地方でも、西側のバス=ブルターニュ地方ではそば粉を使っていてもクレープと呼ぶことは紹介した通りです。つまり生地の材料の違いで料理名が分かれるわけではないのです。
ただし小麦粉で作られるクレープは東西どちらの地方にもあり、呼ばれ方は「小麦粉のクレープ」で統一しているといいます。このことからわかるのは、クレープは元々ガレットと同じものであり、地域によって呼び名が違っただけなのです。
*材料の違い
ガレットとクレープは地方で呼び名が異なるものの、一般的には生地の材料で呼び分けています。ガレットはそば粉で生地を作った料理であり、クレープは小麦粉で生地を作った料理です。
特にガレットの生地がそば粉のほかは塩と水だけとシンプルなのに対して、クレープの生地はバターや卵、砂糖などもくわえて作るのが大きな違いです。共通しているのは、生地は作ったあと少し寝かせたほうが、全体が馴染んで美味しくなる点です。
*食べ方の違い
ガレットとクレープには、食べ方にも大きな違いがあります。それは具材に良く現れています。ガレットが主にハムやチーズ、卵といった具材を使う、主食としての食べ方をする料理であるのに対し、クレープは主にバターや砂糖、フルーツや生クリームなどの甘い具材を使う、デザートとしての食べ方をする料理です。
あくまで基本であり、甘いガレットもあれば食事のようなクレープもあります。ですが一般的な区別としては、ガレットは主食、クレープはデザートという認識になります。
*ガレットとクレープのカロリー
ガレットとクレープのカロリーはどのくらいあるのでしょうか?単に材料や作り方を見た場合は、どちらもカロリーが高そうに感じます。ガレットとクレープのカロリーを調べてまとめてみました。
・ガレットのカロリー
ガレットのカロリーは1枚(75g)あたり128kcalとなります。100gで換算すると171kcalとなり、決して低い数字ではありません。使うそば粉のタイプによって色や栄養価にも差が出るのが特徴です。また塩を足して生地を作るため、塩分量も1枚あたり1.07gとそれなりにあります。
・クレープのカロリー
クレープのカロリーは生地だけで見た場合、1枚(63.3g)あたり120kcalとなります。100gに換算すると190kcalとなり、バターや卵、砂糖といったものが加わる分、ガレットよりもカロリーが高めになっています。ただし塩が入っていない分、塩分量は1枚あたり0.39gとガレットよりも低くなります。
*トッピングするものでカロリーは変わる
ガレットもクレープも、基本生地だけで食べる料理ではありません。どんな具材をトッピングするかでそのカロリーも大きく変わってしまいます。そのためガレットもクレープも、生地だけではカロリーが計れない料理といえます。
ガレットであれば、肉類やチーズといった高カロリーな食材を使った作り方をすれば、当然全体のカロリーは上がってしまいます。
クレープはデザートとして食べることが多いため、元々具材だけでもかなり高カロリーになりがちです。またクレープは自作する場合、ホットケーキミックスを使った作り方も人気です。生地の材料次第でもカロリーに大きなばらつきが出るのも大きな特徴です。
*ガレットの作り方とおすすめのトッピング具材
ガレットは元々家庭料理なので、道具と材料さえ用意すれば自宅でも作ることのできる料理です。ガレットの作り方と、トッピングにおすすめの具材をまとめてみました。
*材料
ガレットの材料はそば粉500g、塩15g、水1Lです。最近ではさまざまなレシピがあり、卵を使うときもあります。そば粉は少し色の濃いものを選ぶと良いでしょう。通販などではガレット専用のそば粉も売っています。
道具として、「クレピエ」というクレープ用の生地を焼く大きい鉄板(フライパンかホットプレートでも代用可能)、「ロゼル(日本ではトンボ)」という生地を丸く伸ばすための道具、「スパチュラ」という焼きあがった生地をすくうための道具、この3点があると便利です。
*作り方
ガレットの生地の作り方は、ボウルにそば粉を入れたらそこに塩を入れて混ぜ合わせます。水を少しずつ入れて混ぜ合わせながら、液状にしていきます。生地は小麦粉を使うよりも粉っぽいため、その分ガレットの生地は水が必要になります。
生地が液状になったら6時間以上寝かせて発酵させます。生地を寝かせて発酵させることで、薄く伸ばして焼けるようになります。また焼き色も良くなります。
クレピエに焦げ付き防止に油をしっかり馴染ませたら、生地を流してロゼルで丸く伸ばします。慣れるまではなかなかうまくいきませんが、薄く伸ばすようにしましょう。
生地の焼け具合を見ながら、焦げやすい端をスパチュラで鉄板から剥がし、折りたためば完成です。具材を乗せながら焼いていく場合は、全体の焼き加減を見ながら時間を調節していきます。


























