月光の波止場
- カテゴリ:日記
- 2026/03/01 21:33:14
月光が 剃刀の刃のように海を切り裂いている
錆びたクレーンは 闇に突き出た骸骨の指だ
ここは 潮風と後悔だけが流れ着く 吹き溜まり
錆びたクレーンは 闇に突き出た骸骨の指だ
ここは 潮風と後悔だけが流れ着く 吹き溜まり
バーボンの安酒で 喉を焼いても
消えないのは 使い古した裏切りの重さと
あの日 背中を見せた女の残り香
消えないのは 使い古した裏切りの重さと
あの日 背中を見せた女の残り香
潮騒は 誰かの鳴き声に似ている
「ここには 答えなんて落ちていない」
足元の空き缶を蹴れば
虚無が 乾いた音を立てて 闇の奥へと転がった
「ここには 答えなんて落ちていない」
足元の空き缶を蹴れば
虚無が 乾いた音を立てて 闇の奥へと転がった
コートの襟を立て 煙草に火を灯す
ライターの火が 一瞬だけ過去を照らし
またすぐに 重たい静寂がすべてを塗り潰す
ライターの火が 一瞬だけ過去を照らし
またすぐに 重たい静寂がすべてを塗り潰す
明日の朝日を 拝める保証はない
だが 絶望という名の錨を下ろすには
この海は まだ少し冷たすぎる
だが 絶望という名の錨を下ろすには
この海は まだ少し冷たすぎる



























