標なき航路
- カテゴリ:人生
- 2026/03/22 16:38:09
北風が街の汚れを浚(さら)っていく
代わりに運んできたのは 塩の香りと
どこか遠くで鳴り響く 重い霧笛の残響だ
代わりに運んできたのは 塩の香りと
どこか遠くで鳴り響く 重い霧笛の残響だ
視界を奪うほどの深い白
一歩先が崖か あるいは地獄か
そんなことは この波止場じゃ誰も気にしちゃいない
一歩先が崖か あるいは地獄か
そんなことは この波止場じゃ誰も気にしちゃいない
「生きてる」なんて実感は
吐き出した煙草の煙が 風に散るその瞬間にしかない
手の中に残ったのは 冷え切った拳と
宛名のない くたびれた片道切符だけだ
吐き出した煙草の煙が 風に散るその瞬間にしかない
手の中に残ったのは 冷え切った拳と
宛名のない くたびれた片道切符だけだ
儚む暇(いとま)があるのなら
その足で 凍った地面を蹴り飛ばせ
霧笛が鳴るたび 何かが終わり
そして 見えない何かがまた 動き出す
その足で 凍った地面を蹴り飛ばせ
霧笛が鳴るたび 何かが終わり
そして 見えない何かがまた 動き出す
俺の行き先は 風に聞け
それとも あの深い白の向こう側に
まだ何かが 待っているとでも言うのか_
それとも あの深い白の向こう側に
まだ何かが 待っているとでも言うのか_



























