桜祭りについて⑳
- カテゴリ:日記
- 2026/03/27 06:18:04
- COLUMN -
葉を枯らし幹に食害を及ぼす外来病害虫の脅威
樹勢を衰えさせる原因のなかでも近年問題視されているのが、『生物環境の変化』として挙げた、外来病害虫による被害です。モモヒメヨコバイは葉の細胞液を吸汁することで葉を黄変させ落葉してしまうことも。また、クビアカツヤカミキリは幼虫が百匹単位で幹へと侵入して内部を食害し、最悪の場合、樹を枯らしてしまう可能性もある特定外来生物に指定された病害虫です。港湾調査などの水際対策にも限度があるため、早期発見による初期段階での防除が重要となります。
気候変動や外来害虫の影響、そして、樹木への人の関与など、樹木医の仕事も時代により変化が求められています。現在も樹木医として活動する和田さんに、やりがいや将来的な展望を伺いました。
「やはり、衰えていた樹の樹勢が回復できた時に、一番やりがいを感じます。千鳥ヶ淵緑道でも、復活した桜を観た近隣の方から『元気になったね』なんて声が聞こえてくると、心の中で『やった!』と思います。私たち樹木医の活動が、自然と都市をつなぐ役割をお手伝いできたら嬉しいですね」
桜の樹勢がピークを迎えるのは樹齢30年から40年程度ですが、樹勢が衰えた桜でも、樹木医が適切な“手当て”を行うことで、その先何十年も元気に生き続けることが可能であると和田さんはいいます。毎年、私たちが見事に咲き誇る桜を楽しめるその背景には、樹木医の活動があるのです。
「まとめ」
樹木医は樹木のプロとして認められた資格です。近年の環境変化に対応した処置を樹木に施し、春を感じさせる「桜」を守り続けています。


























