Nicotto Town ニコッとタウン

スマホ版あります♪



嘘の陰影


第十九章

翌日私が目覚めたのは朝の9時を廻っている頃だった。寝返りを打った私の目に映ったのは眉を下げながらふわっと笑う佑真の笑顔だった。…「おはよ、優美」…「お、おはよ」彼は私を柔らかく包み込み…「今日、ごめんな…一人で解決も出来なくて…優美に嫌な思いさせるかも知れねぇ…」…「うん…私も今日は怒っちゃうかも知れない…」…「優美の気持ち、すげー嬉しいよ、ありがとな」そう言って彼は私の頭を撫で、髪に指を通した。…「ううん…一緒に元奥さんに諦めて貰う様に頑張ろうね」そう彼へと伝えると、…「うん…そうだな」そう言ってくれていた。彼は悲し気に私へとキスをそっとした。…「やな思いさせて…ごめん…」…「ううん…佑真が謝る事じゃないよ」私は彼をそっと抱き締め、背中を撫でた。…「さて、朝飯作るか…昨日、優美作ってくれてただろ?」そう言って、私を抱き締めた。…「うん、鮭のホイル焼き途中まで作ってた」…「おーうーまそー」と笑う彼の笑顔が私には愛おしく見えた。…「そんじゃ一緒に飯作ろうぜ」と誘う彼に私は笑顔で…「うん」と答えた。…「さ、じゃあ顔とか洗ってこよっか」と私が言うと…「そうだな」と普段と変わらない様子に安心している自分が居た。佑真と一緒に洗面台へと向かい、お互いに交互に洗顔をする。その後二人して歯磨きをし、キッチンへと来た私達だ。…「あ、そだ優美はスキンケアしなくちゃじゃね?」と言われ、…「そだね、ちょっとスキンケアしてこようかな」と彼へと言うと…「りょーかい、俺出来るところまでやっとくからスキンケアしておいで」そう彼に言われ、…「お言葉に甘えさせて貰うよ」と私はベッドルームへと戻った。ドレッサーへと向かい、…さーてと、スキンケアして軽くメイクでもしとこ…そう思った私だ。ゆっくりと時間を掛けてスキンケアをする私の鼻に良い香りの鮭の匂いが漂って来た。…後は焼くだけだったもんなー…なんて思いながら軽いメイクに取り掛かっていた。…後はリップだけだ…今はクリームだけにしよっかな…とリップクリームを塗り、リビングへと向かった。…「佑真、ありがと」そう言うと、…「お、優美おかえり…今さっき米が炊けた所」…彼は味噌汁を作っている様子だった。…「佑真?今日のお味噌汁の具は?」と私が問うと、…「豆腐とわかめにしようと思ってる」…「おっけー後は私がやってるから、佑真は煙草吸ってて」と彼をテーブルへと向かわせた。…「おぉ、さんきゅ」とふわっと笑う彼の優しさに私は愛おしさを覚えた。…「よぉーし、お味噌汁作っちゃうね」…「うん、ありがとな」そう言いながら彼は煙草へと火を点けていた。

#日記広場:自作小説

アバター
2026/04/18 21:21
何気ない時間も二人で過ごすと特別になりますね
お互い無理なく自然の協力できていて羨ましく思います
これも呼吸なのでしょうね

ありがとう 

大切な言葉ですね

私も読みながら一息付けて 幸せです(*´꒳`*)



Copyright © 2026 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.