紫外線対策について③
- カテゴリ:日記
- 2026/05/10 00:49:01
▼アトピー性皮膚炎、ニキビなどの皮膚疾患がある場合の紫外線対策
アトピー性皮膚炎やニキビなどの皮膚疾患がある場合、肌に負担をかけたくないので日焼け止めを塗らない、という方は多いのではないでしょうか。しかし無防備に紫外線を浴びてしまうと、皮膚疾患を悪化させてしまうことがあります。千春皮フ科クリニックの渡邊千春先生に、アトピー性皮膚炎やニキビなどの皮膚疾患がある場合の紫外線対策ついて教えていただきます。
▼紫外線は皮膚疾患を悪化させる
紫外線は皮膚の免疫に関係する細胞の働きを抑制する作用があり、アトピー性皮膚炎の皮疹を軽快させる効果が期待できることから、医師の管理下で紫外線療法が行われることがあります。しかし、過度の紫外線は皮膚のバリア機能を低下させ、皮膚疾患を悪化させる一因となります。
またニキビに対しても、メラニンを増強させることから、ニキビ痕(あと)の色素沈着の原因にもなります。
皮膚には、アレルゲンや化学物質、細菌などの異物が体内へ侵入するのを防ぐバリア機能が備わっています。アトピー性皮膚炎など皮膚疾患がある方の肌は、このバリア機能が低下しています。またニキビを治療中の方は、ピーリング作用のある治療薬を使っている場合に皮膚が薄くなっていることで、角層での紫外線防止能が低下していることがあります。そのため、アトピー性皮膚炎やニキビなどの皮膚疾患がある方にとって、紫外線対策は大切です。
▼アトピー性皮膚炎、ニキビなどの皮膚疾患がある場合の紫外線対策
日焼け止めの使用と物理的な遮光を組み合わせ、肌への負担を減らしながら紫外線対策をしましょう。
▼日焼け止めの選び方
皮膚疾患がある時は、以下のポイントを抑えた日焼け止めを選ぶといいでしょう。
・ 塗りやすい(伸びが良い)
・ SPA/PA値がある程度高い
・ 紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)
・ 低刺激処方
・ ノンコメドジェニックテスト済み(ニキビがある時)
ジクジクした湿潤病変や搔きむしった痕への使用は避けましょう。できれば試供品を腕などの狭い範囲に試用し、異常がないことを確認してから使用しましょう。
ニキビがある時は、ニキビのもとである面ぽう(コメド)ができない製品であることをテストで確認した、ノンコメドジェニックテスト済みの製品を選びましょう。
▼物理的な遮光
日焼け止めの使用と併せ、物理的に紫外線を浴びない工夫も大切です。日本人はサングラスの着用に抵抗がある方が多いですが、肝斑や白内障の予防にもなりますので、日差しの強い日はサングラスも活用しましょう。
・ 紫外線の強い正午前後の外出を避ける
・ なるべく日陰を歩く
・ 日傘や帽子を活用する
・ 長袖を着用する
・ サングラスをかける
▼監修医師からのアドバイス
患者さんからどのような日焼け止めを使ったらよいか質問があった場合は、「日常生活での使用にはSPF20~30、PA++~PA+++を、長時間の屋外活動や強い日差しの中ではSPF50、PA+++~PA++++を選ぶと良いでしょう。スポーツやアウトドア活動の時は耐水性の日焼け止めをお勧めします。敏感肌用や低刺激性のものもありますので、適切なものを選んでください。塗る量も大切で、クリーム状のものでパール粒1個分、ローションタイプなら1円玉1枚分を額、鼻の上、両ほぼ、顎に分けて置き全体に塗り伸ばし、同じ量で同じように2度塗りしてムラなく塗る事が大切です。汗をかいたり水に入ったりした後は、再塗布が必要です。通常2時間ごとに再塗布することを推奨しています。」などと細かくご指導させていただいております。 ご自身のお肌に合うことが大前提ですので、二の腕など目立たない箇所に少量試し塗りをし、問題がないことを確認した上で、使用感や目的に応じた製品を選ぶといいでしょう。
























