絶望の共犯者
- カテゴリ:ココロとカラダ
- 2026/05/12 22:47:36
照明の当たる壇上を、うっとりと見つめる群衆
ペテン師が吐き出す「耳に優しい嘘」を
まるで高価なワインのように、ありがたく飲み下す
その喉元を鳴らす音が、この部屋で一番卑しい音だ
ペテン師が吐き出す「耳に優しい嘘」を
まるで高価なワインのように、ありがたく飲み下す
その喉元を鳴らす音が、この部屋で一番卑しい音だ
お前たちは、騙されているんじゃない
「騙してくれ」と、金と時間を差し出しているんだ
真実という名の冷たい雨に打たれるのが怖くて
偽善という名の、雨漏りする屋根の下で肩を寄せ合う
「騙してくれ」と、金と時間を差し出しているんだ
真実という名の冷たい雨に打たれるのが怖くて
偽善という名の、雨漏りする屋根の下で肩を寄せ合う
「先生は私を理解してくれる」
「この言葉に救われた」
笑わせるな。お前が救われたのは、自分の頭で考えるという
一番過酷な義務から、解放してもらったからだ
思考を他人にアウトソーシングして、残った余生を家畜として過ごす
その安堵感に、名前をつけようとしているだけだ
「この言葉に救われた」
笑わせるな。お前が救われたのは、自分の頭で考えるという
一番過酷な義務から、解放してもらったからだ
思考を他人にアウトソーシングして、残った余生を家畜として過ごす
その安堵感に、名前をつけようとしているだけだ
男が繰り出す「思いやりごっこ」という安芝居に
お前たちは「感動」という名の安い通貨で拍手を送る
お互いに傷口を舐め合い、腐臭を香水だと偽り合って
鏡の中の自分たちが、まだマシな人間だと信じ込みたいだけだ
お前たちは「感動」という名の安い通貨で拍手を送る
お互いに傷口を舐め合い、腐臭を香水だと偽り合って
鏡の中の自分たちが、まだマシな人間だと信じ込みたいだけだ
泥沼に浸かって「ここは温泉だ」と言い張る連中に
差し出す救いの手など、この世のどこにもありはしない
お前たちは、その温い泥の中で、自分たちが腐っていく過程を
「自己肯定」という言葉でデコレーションしているだけだ
差し出す救いの手など、この世のどこにもありはしない
お前たちは、その温い泥の中で、自分たちが腐っていく過程を
「自己肯定」という言葉でデコレーションしているだけだ
幕が下りれば、そこには何もない
ただの空っぽの椅子と、搾り取られた財布の抜け殻
それでもお前たちは、次の「聖者」がやってくるのを
尻尾を振って、涎を垂らしながら待っている
ただの空っぽの椅子と、搾り取られた財布の抜け殻
それでもお前たちは、次の「聖者」がやってくるのを
尻尾を振って、涎を垂らしながら待っている
その、救いようのない渇きこそが
この世の「卑しさ」の正体だ。
この世の「卑しさ」の正体だ。























