Nicotto Town ニコッとタウン

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経年劣化の虚構、あるいは色褪せた頁


彼の語る「人生」とは、黄ばんだ古書の目次のようだった
中身の失われた頁(ページ)を、ただ誇らしげに指し示し
積み重ねた時間の長さを、あたかも知性の証であるかのように錯覚している
だがその実、彼はただの一度も、未開の現実に直面したことなどないのだ
若者の無知を憐れむような、その薄笑いの裏側で
彼はただ、傷つくことから数十年逃げ続けてきた我が身を隠している
「これが社会だ」「人生とはこういうものだ」
彼が吐き出すその重々しい警句は、ただの自己完結という名の防腐剤
自らの精神が、とっくに腐敗していることに気づかないための
似非の達観、そして欺瞞の完結
年を重ねるごとに厚くなったのは、思慮ではなく、面の皮だけだった
混迷の時代を生き抜いた戦士のふりをしながら
彼はただ、自分が作った狭い過去の檻の中で、甘い蜜を貪っている
その老いた脳は、新しい問いを拒絶し、都合の良い答えだけを反芻する
劇的な破滅すら、彼には贅沢すぎる
世界は彼を裁くことすら止め、ただ、静かにその老残を無視し始める
彼の誇り高き「完結」とは、誰にも読まれないまま
図書館の片隅で、ただ埃に塗れていく、一冊の駄本にすぎないのだから_

#日記広場:人生




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