泡沫の森 〜2
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/06/10 20:35:57
しずかな夕暮れの 風のなかに
ぼくらは み失った森をさがしてゐた
梢のあいだから こぼれる光は
淡いみどり色の つめたい涙のやうに
ぼくらは み失った森をさがしてゐた
梢のあいだから こぼれる光は
淡いみどり色の つめたい涙のやうに
かすかなせせらぎが 歌をうたってゐる
むかし誰かが 忘れていった古い歌を
きみは耳をすまし 優しくほほえむけれど
そのかげは もう夕闇に溶けはじめてゐる
むかし誰かが 忘れていった古い歌を
きみは耳をすまし 優しくほほえむけれど
そのかげは もう夕闇に溶けはじめてゐる
すべては うたかたの夢の出来事
ひとつの季節が そっと通りすぎるやうに
ぼくらの足跡も 草のなかに消えてゆく
ひとつの季節が そっと通りすぎるやうに
ぼくらの足跡も 草のなかに消えてゆく
それでも あの小さな青い鳥の羽羽が
どこかで あたらしく羽ばたくのを
ぼくは信じてゐる この光の底で_
どこかで あたらしく羽ばたくのを
ぼくは信じてゐる この光の底で_



























