Nicotto Town ニコッとタウン

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灯をみつめて3


冷たい雨が、暗い窓を濡らしつづけている。
外のけしきは、すべて灰色に溶けて、
ぼくの部屋だけが、とり残されたようだ。
遠い教会の鐘の音が、低く響く。
その音は、だれにも届かないまま、
冷えきった夜のなかに、長く、長く、消えてゆく。
小さな灯を、じっとみつめている。
ここには、もうだれも来ない。
やさしい思い出さえも、
雨の音に、かき消されてしまった。
鐘の音が、ひとつ響くたびに、
ぼくの心は、しずかに削られてゆく。
消えそうなともしびと、終わらない雨。
ぼくはただ、深い寂しさのなかに沈んでいる_

#日記広場:小説/詩




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