秋風の告白
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/06/12 17:34:51
僕は、やっぱり、だめな男でした。
神様からいただいた大切な命を、
おもちゃのように、お部屋の隅でいじくりまわし、
とうとう、壊してしまったのです。
神様からいただいた大切な命を、
おもちゃのように、お部屋の隅でいじくりまわし、
とうとう、壊してしまったのです。
世間の皆様の、あの、正しい足音が聞こえます。
「しっかりおしよ」と、
路地裏の泥水のなかから、
誰かの、冷たい声が聞こえます。
「しっかりおしよ」と、
路地裏の泥水のなかから、
誰かの、冷たい声が聞こえます。
ああ、ごめんなさい。
僕は、ただ、寂しかっただけなのです。
僕は、ただ、寂しかっただけなのです。
愛されたくて、
愛されたくて、
道端の犬の真似をして、おどけてみせたら、
みんなは、僕の頭を叩きました。
愛されたくて、
道端の犬の真似をして、おどけてみせたら、
みんなは、僕の頭を叩きました。
僕の心のなかには、
一匹の、痩せこけた、黒い猫が住んでいます。
夜が来ると、
僕の胸の障子(しょうじ)を、
その鋭い爪で、カリカリと引っ掻くのです。
一匹の、痩せこけた、黒い猫が住んでいます。
夜が来ると、
僕の胸の障子(しょうじ)を、
その鋭い爪で、カリカリと引っ掻くのです。
「お前は、嘘つきだ」
「お前は、人間の資格が無いのだ」
「お前は、人間の資格が無いのだ」
テレザ、泣かないでおくれ。
君の白いハンカチを、
僕の、この、汚れた涙で濡らしたくはない。
僕は、君の優しさが、
まるで、冷たい剃刀(かみそり)の刃のように、
この胸の奥に、深く、突き刺さるのを感じるのです。
君の白いハンカチを、
僕の、この、汚れた涙で濡らしたくはない。
僕は、君の優しさが、
まるで、冷たい剃刀(かみそり)の刃のように、
この胸の奥に、深く、突き刺さるのを感じるのです。
サビナ、どこへ行ってしまったの。
僕たちは、同じ、
落ち葉の船に乗った、哀れな旅人だったのに。
君の冷たい笑い声だけが、
いまも、僕の耳の底で、
ちりん、ちりんと、悲しく響いています。
僕たちは、同じ、
落ち葉の船に乗った、哀れな旅人だったのに。
君の冷たい笑い声だけが、
いまも、僕の耳の底で、
ちりん、ちりんと、悲しく響いています。
もう、およしなさい。
お説教も、言い訳も、すべては終わったのです。
お説教も、言い訳も、すべては終わったのです。
僕は、夕暮れの、
あの、薄紫色の空気のなかに、
すうっと、溶けて消えてしまいたい。
あの、薄紫色の空気のなかに、
すうっと、溶けて消えてしまいたい。
さようなら。
僕の、いちばん愛した、
重たくて、苦しい、この世界よ。
僕の、いちばん愛した、
重たくて、苦しい、この世界よ。




























