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アナカリスの花、エビが食べる。

アナカリスの花が咲いてると、なんともいえない気持ちになる。そもそも、あの、アナカリスという恐ろしい程に生命力の強い水草は、ほっといても増える。物凄く増える。私みたいなズボラでも繁殖栽培可能な強い水草。そんな水草の花が、今年も咲いた。正直、普通の植物の花の意味はないような気がする。普通の花はそこに受粉とかの目的があるでしょうが、アナカリスに限れば、あいつらは花関係なく増える。増殖する。むしろ花を介さない増殖のほうが速くて確実。そんなアナカリス、なんで花が咲くんだろう。なんだか、自然界にある無意味な花、というような気がしてならない。繁殖に必要だから咲く、というわけでもなく、単に気まぐれに、意味はあまりなく、繁殖にまったく必要なく、可憐にはかなげに水面に慎み深く咲いている。あの白い花をみると、なんとも言えない自然界の余白を感じるというか。なんで咲くんだろ…ほんとになんの意味も無い花なんだよな。と、自然の中にある無意味な花っていうものに、ほんとになんともいえない気持ちにさせられていた。


今年のエビ、アナカリスの花食べる
 しかし、今年に入って、なぜか育てているエビが、アナカリスの花を食べてるのを何度もみかけるようになった。ミナミヌマエビが、アナカリスの花をむしゃむしゃ食べている。それを見て、「花にも意味はあったんだなぁ」と、なんか感動しました。毎年咲いても、生物に蜜を求められるわけでもなく、咲いても三日程で枯れるし、小さいし、そもそも繁殖は花関係なく勝手に水中で増えるアナカリス。その花は、人間がみて和むくらいしか意味ないのかな~と思っていたら、今年、エビが、ミナミヌマエビが、ムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャと、勢いよく何匹もその花に群がっているのを見かける。その時初めて「あ、アナカリスの花って食べられる花だったんだ」と、衝撃を受けました。なんの意味もなく咲いてるとおもいきや、やっぱり自然界は食物連鎖の中、意味のない命というものはないのかと、自然のサイクルの凄さをあらためて感じた。儚い白い、美しいだけが取り柄の人間が見るためだけに咲いてたかのようなアナカリス、と思っていたけど、どっこい、そう思ってたのは私だけで、ミナミヌマエビからしたら、「俺が俺が」状態で、奪い合って競い合ってその白い花にムシャムシャかぶりついていましt。需要、めっちゃ高い花でした。普通に人気でした。アナカリスの花が好きなのは、私だけじゃなかった。という自然界の花というもの、その貴重さを、やっぱり感じた日だった。

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