水面の月と、ひかりの鍵盤
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/06/16 20:31:16
小川のせせらぎは銀のすずに似て
満月の青いひかりをくだいて流れる
くさむらの影からあふれだすものは
よるのしじまをたたくひかりのつぶ
満月の青いひかりをくだいて流れる
くさむらの影からあふれだすものは
よるのしじまをたたくひかりのつぶ
ひとつが燃えれば またひとつが応へ
水面のつきかげをまたいでゆく
それは見えない楽師たちのかなでる
やさしくかなしい夜の協奏曲(コンチェルト)
水面のつきかげをまたいでゆく
それは見えない楽師たちのかなでる
やさしくかなしい夜の協奏曲(コンチェルト)
ああ あかるい月夜のあふれるなかで
蛍の火はちひさなまたたきをくりかえし
夢のやうな調べを空にのこす
蛍の火はちひさなまたたきをくりかえし
夢のやうな調べを空にのこす
水はいっそうつめたく冴えわたり
ひかりの鍵盤をたたく風のなかで
私はいつまでもそのうたを聴いていた
ひかりの鍵盤をたたく風のなかで
私はいつまでもそのうたを聴いていた




























