風とさえずりのなかで
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/06/18 14:27:39
まぶしい初夏の ひかりが青空にみちるとき
小鳥のさえずりが 森の奥からきこえてくる
世界はこんなに たのしげに歌っているのに
わたしの心だけが 切ないなみだに暮れています
小鳥のさえずりが 森の奥からきこえてくる
世界はこんなに たのしげに歌っているのに
わたしの心だけが 切ないなみだに暮れています
そよ風が やさしく草の葉をゆらしてゆき
きらめく木漏れ日が わたしの影を浮きぼりにする
いくら涙をふいても あとからあとからあふれて
冷たいしずくが ただ静かに足元へこぼれるのです
きらめく木漏れ日が わたしの影を浮きぼりにする
いくら涙をふいても あとからあとからあふれて
冷たいしずくが ただ静かに足元へこぼれるのです
あなたはもう あの風のなかにいってしまった
呼びかける声も 小鳥のうたにかき消されてゆく
あんなに近くに あなたはいてくれたのに
呼びかける声も 小鳥のうたにかき消されてゆく
あんなに近くに あなたはいてくれたのに
マグダラの庭に 初夏の音がみちるほど
あなたを想うせつなさは いっそう深くなり
わたしの瞳を きらきらと濡らしつづけるのです
あなたを想うせつなさは いっそう深くなり
わたしの瞳を きらきらと濡らしつづけるのです



























