Nicotto Town ニコッとタウン

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忘れていくために

気楽に過ごそうと思った。抱え込んでいたことを少しだけ脇に置いて、風の吹くままに歩いてみる。
空は穏やかで、街の音もどこかやさしく聞こえた。

いつもなら気にも留めない景色が、その日は少し違って見えた。木々の揺れる音や、通り過ぎる人の笑い声が心に染みてくる。
そうして肩の力が抜けていくうちに、胸の奥に小さな温もりが生まれた。

ふと誰かのことを思い浮かべる。理由もなく顔がゆるみ、さっきまで心を占めていた嫌な出来事が少し遠くへ離れていく。
たったそれだけのことなのに、世界が少しだけ明るく見えた。

悩みがなくなったわけではない。昨日と同じ景色のはずなのに、風の匂いも空の色もどこか新鮮だった。
その変化は大げさなものではなく、閉じていた窓が静かに開くような感覚だった。

気楽でいることは、何も考えないことではない
心を縛っていたものを少しだけほどいてみること。そうして生まれた穏やかな時間が、明日を少し楽しみにさせてくれた。
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     ヽ.ー─'´)           ヤ\ノ
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