紅もゆる日々
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/06/19 21:24:29
かきつばたの咲く庭を歩けば
空は澄みわたり ひかりは風にふるへる
ああ そのやうにして
あなたの面影はいつもわたしのこころのなかに
ひとひらの紅(あか)い花びらを落としてゆく
空は澄みわたり ひかりは風にふるへる
ああ そのやうにして
あなたの面影はいつもわたしのこころのなかに
ひとひらの紅(あか)い花びらを落としてゆく
秋風がひそかに戸をたたくとき
木々はあざやかに その葉をそめて
燃えるやうな夕暮れをむかへるのだ
わたしたちは遠い雲を見あげて
なつかしい歌をくちづさむ
その日々は かがやける繪(え)のやうに
いつまでも胸のなかで色あせることはない
木々はあざやかに その葉をそめて
燃えるやうな夕暮れをむかへるのだ
わたしたちは遠い雲を見あげて
なつかしい歌をくちづさむ
その日々は かがやける繪(え)のやうに
いつまでも胸のなかで色あせることはない
もういちど あの丘へのぼらう
風がわたしたちの髪をなでてゆく
おほきな空の下で たしかに手をとつた
あの紅もゆる日々は
けふもやさしい夢のなかで
あたらしく あたらしく息をしている
風がわたしたちの髪をなでてゆく
おほきな空の下で たしかに手をとつた
あの紅もゆる日々は
けふもやさしい夢のなかで
あたらしく あたらしく息をしている



























