風の恋歌
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/06/20 21:55:33
風はしづかに 梢(こずゑ)をわたつてゆき
わたしのこころの ふるへる弦(いと)を鳴らす
はるかなあなたを ただ想ふとき
むらさきの夕闇が そつと降りてくる
わたしのこころの ふるへる弦(いと)を鳴らす
はるかなあなたを ただ想ふとき
むらさきの夕闇が そつと降りてくる
あなたの名前を いくたび呟(つぶや)いたら
この寂しい胸のなかに ともしびが灯るだらう
とほい窓辺の あわい光のように
あなたは優しく わたしを焦がす
この寂しい胸のなかに ともしびが灯るだらう
とほい窓辺の あわい光のように
あなたは優しく わたしを焦がす
あまたの星が 夜空にちりばめられても
わたしの眼(まなこ)には ただひとつの影
風よ わたしのこの吐息を 運んでおくれ
わたしの眼(まなこ)には ただひとつの影
風よ わたしのこの吐息を 運んでおくれ
夜の底につづく この孤独のなかで
あふれる涙を だれにも見せぬまま
わたしは尽きせぬ恋を うたひつづけてゐる_
あふれる涙を だれにも見せぬまま
わたしは尽きせぬ恋を うたひつづけてゐる_



























