錆びた針、最後の足跡
- カテゴリ:日記
- 2026/06/23 21:20:17
激しい風が、輪郭を削っていく。
手のひらで冷たく冷え切っているのは、
ガラスの割れた古い懐中時計。
若く、無垢で、誰かを信じ切っていた
「過去の自分」の遺骸が、そこにある。
ねじ切れたリューズは、もう沈黙したまま。
午前四時五分。
選択を誤り、すべてを失ったあの瞬間。
嵐の咆哮は、
優しすぎた過去の自分が流す、風の音だ。
午前四時五分。
選択を誤り、すべてを失ったあの瞬間。
嵐の咆哮は、
優しすぎた過去の自分が流す、風の音だ。
夜明けの光は、救いなどしない。
ただ、戻るべき場所を失った
孤独な影を、冷酷に引き剥がす
ただ、戻るべき場所を失った
孤独な影を、冷酷に引き剥がす
鎖のちぎれた時計を、容赦なく濁流へ投げ捨てた。
後悔の言葉さえ、
すべて暴風が容赦なく掠め取っていく。
後悔の言葉さえ、
すべて暴風が容赦なく掠め取っていく。
振り返る理由もない。
トレンチコートの襟を高く押し上げ、
光を拒むように、
明けることのない闇の奥へと歩を進めた
トレンチコートの襟を高く押し上げ、
光を拒むように、
明けることのない闇の奥へと歩を進めた



























