六月の窓3
- カテゴリ:日記
- 2026/06/25 11:07:10
ひそやかな六月の雨が パステル画のやうに
森の緑を あわく にじませてゆくとき
濡れた青葉のひだに 風はオルガンを弾き
そらには やはらかな七色の虹がひろがる
それはいつか夢みた はかない記憶の色彩(いろ)
水色のひかりと 薄紅の雲のすきまを
ひとつの孤影が しづかに歩んでゆく
ふりかへることもなく あの虹のふもとへと
水色のひかりと 薄紅の雲のすきまを
ひとつの孤影が しづかに歩んでゆく
ふりかへることもなく あの虹のふもとへと
木立のオルガンは かなしく歌をつづけ
消えさらうとする虹の あわいまたたきに
追憶のやうな さびしい影をかさねる
消えさらうとする虹の あわいまたたきに
追憶のやうな さびしい影をかさねる
ゆくへもしれない そのうしろ姿をみつめながら
私はただ 失はれた美しい面影のために
六月のしづくのなかで いつまでも佇んでゐる
私はただ 失はれた美しい面影のために
六月のしづくのなかで いつまでも佇んでゐる




























