Nicotto Town ニコッとタウン

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立秋:God Bless the Child


1. 暦の嘘
カレンダーは秋だと嘯(うそぶ)く。
だが、アスファルトはまだ燻る銃口のようだ。
午後五時の錆びた風が、
バーの重いドアを押し開ける。
「自立した子供に神は微笑む」
安物のスピーカーから、
ビリーのしゃがれた声が這い出してきた。
2. 乾いた果実
持てる者はさらに与えられ、
持たざる者は影さえ奪われる。
それがこの街の、唯一のルポルタージュ。
氷が溶けたバーボンのグラスに、
西日が鋭いナイフを突き立てる。
季節が変わるというのに、
俺の手元には、すり減ったコインが数枚。
3. ビリーの憂鬱
彼女は歌う。母も父も頼るな、と。
自分のポケットを探れ、と。
掠れたハイノートが、
胸の古傷を正確に抉っていく。
白蘭の髪飾りはとうに枯れ、
残されたのは、冷めかけたスープと、
誰も信じない約束だけだ。
4. 終幕の足音
西の空が、古い血のような色に染まる。
立秋の夜が、静かに、だが確実に、
熱を帯びた街を窒息させにやってくる。
ポケットの手を握りしめ、
俺は煙草に火をつけた。
神の祝福など待たない。
この渇いた季節を、ただ生き延びるだけだ。

#日記広場:小説/詩

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2026/08/09 09:18
> みきさん
セミの持つ「切ない恋の習性」と「短い命の宿命」鳴くのはオスだけ(求愛の歌)ですね_
生態の事実: 鳴かないメスですが、耳(聴音器官)はしっかりと発達しています。オスの大音量の中から、自分と同じ種類のオスの声を正確に聴き分けて近づいていきます。

浅い夏のソナチネ
うす緑の葉のすきまから
淡青(うすあお)の空がのぞいているのだった
梢のうえで鳴きしきる
あれは お前の恋のうたよ

こたえる声をもたない彼女(ひと)は
白い日傘を静かに閉じるのだった
短いなつの ひるさがりに
セピアの影が揺れているのだった

もえるお前のそのいのち
やがて冷たい土にかえる
だれも知らない なつの果てよ

お前はただ ひとすじに
鳴きつづけては 消えてゆく
かすかな風の そのなかへ_

                コメントありがとうございました
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2026/08/09 07:49
おはようございます♪
今朝も暑くて4時に一度目が覚めました。
エアコンつけて暑さをしのいでいます。

でも、気づくとセミさんの声に交じって、もう秋の虫さんの声が早朝と夕方に聴こえます。
(↑)そうなんです、一昨日、8月7日は立秋だったのですね。
暦の上でのこと、実際には秋なんてとてもとても、というのが実感なんですけれど。
・・・秋の虫さん、スゴイ。

「閑さや岩にしみ入る蝉の声」
高校生のとき、現代文の先生から、「これって、静かだと思う? それともうるさいのだと思う?」と訊かれました。
全員、「静かなんだと思います。」
先生「うん、そうね。」

SoundとNoise。
虫さんの声を「Sound」と捉えることが出来るのは、ほぼ日本人だけらしいです。
正確には、日本人と一部の東南アジアの人々。
ですので、先の現代文の先生の問い、日本人と欧米人とでは回答が違ってくるということになります。
日本人 → 静か
欧米人 → うるさい

たしかに、私もセミさんの声の中でも、お勉強に集中できましたし、お仕事中も気になりません。
これが欧米だと、「こんなうるさくちゃ、集中できない!」ってなるんでしょうね。
日本人の感性、やっぱりすごいと思います。
大切にしていきたいです。

ではでは、今週もよろしくお願いいたします。
台風、また来るみたいで、大きな被害になりませんように・・・。



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