立秋に寄せて
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/08/09 21:20:45
青い梢をわたる風のなかに
いつからか かすかな翳(かげ)がまじり
ぼくたちのあどけないお喋りは
不意に途切れて 遠い雲をみつめる
いつからか かすかな翳(かげ)がまじり
ぼくたちのあどけないお喋りは
不意に途切れて 遠い雲をみつめる
あんなに熱かった光の雫(しづく)が
今はもう 草の葉に冷たくしづまり
過ぎ去った夏の日々の記憶を
ひとり静かに 数えはじめている
今はもう 草の葉に冷たくしづまり
過ぎ去った夏の日々の記憶を
ひとり静かに 数えはじめている
さよならを告げるにはまだ早く
迎えるには あまりに淡い秋の気配
きみの窓辺に咲いた花も
どこか愁(うれ)ひを帯びて うつむくだらう
迎えるには あまりに淡い秋の気配
きみの窓辺に咲いた花も
どこか愁(うれ)ひを帯びて うつむくだらう
消えゆく季節の その淡いあはひに
ぼくは静かな歌を ひとつ残したい
ぼくは静かな歌を ひとつ残したい

























