Nicotto Town ニコッとタウン

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虚像の連鎖(シミュラクル)


他人の眼に映る自分だけが、奴らの実存(リアル)だ。
「哀れんでくれ」と、指先で記号を打ち込んでは、
安価な同情という名の、偽札を数え合っている。
人生相談。
それは自ら進んで首輪をはめる、奴隷の儀式。
自分の不幸を切り売りし、
他人の視線をハイエナのように貪る。
その傷口は本物か?
それとも、ただの演出(パフォーマンス)か?
ニーチェなら、その卑屈な背中を蹴り飛ばしていただろう。
サルトルなら、その不自由な依存を嘲笑っていただろう。
だが、俺は何も言わない。
ここは、液晶の光が作ったただの迷宮。
本物の夜を知らない者たちが、
自分の影に怯えて、互いの存在を確かめ合っているだけだ。
バーボンに沈む氷が、静かに溶けていく。
溶けてしまえば、ただの水だ。
奴らの苦悩も、ブラウザを閉じればそれと同じ。
誰も、お前を見てなどいない。
お前もまた、誰も見てはいない。
冷たい硝子の向こう側で、
デジタルな塵が、今夜も踊っている。笑止千万

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