盂蘭盆会に寄せて 星の粒
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/08/13 08:04:00
白樺の(しらかばの)細い幹のあいだに
夕暮れは うす紫の影をのばす
小川のせせらぎは かすかな楽器のやうに
すぎてゆく時間を 歌ひつづけてゐる
夕暮れは うす紫の影をのばす
小川のせせらぎは かすかな楽器のやうに
すぎてゆく時間を 歌ひつづけてゐる
かえつてくる あのひとたちの足音が
草の葉をふむ やさしい気配(けはい)よ
私はただ 水の音をきいてゐた
消え去つた日々の 遠い約束を
草の葉をふむ やさしい気配(けはい)よ
私はただ 水の音をきいてゐた
消え去つた日々の 遠い約束を
空のすみから しづかにこぼれる
星の粒は めぐりあふ涙のやうに
冷たい白樺の 葉のすきまから
あんなにやさしく またたいてゐる
星の粒は めぐりあふ涙のやうに
冷たい白樺の 葉のすきまから
あんなにやさしく またたいてゐる
お前はどこへ 流れてゆくのか
夕闇にまぎれる 小さな小川よ
あたたかい星の 光をあつめて
帰らぬ人たちの 夢を運んでおくれ
夕闇にまぎれる 小さな小川よ
あたたかい星の 光をあつめて
帰らぬ人たちの 夢を運んでおくれ

























