星屑とこおろぎの丘によせて
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/08/30 10:33:04
そよ風は かすかな草の匂いをはこび
藍色の闇のなかに ひそやかにひろがる
見上げる天空の またたく星屑らは
いつか失われた 古い約束のようだ
藍色の闇のなかに ひそやかにひろがる
見上げる天空の またたく星屑らは
いつか失われた 古い約束のようだ
足もとで こおろぎの細い銀の糸が
夜の深さのなかへ たえ間なくつむがれる
それは ぼくの心にのこる小さな歌
きみがもう忘れてしまった 消え入りそうな歌
夜の深さのなかへ たえ間なくつむがれる
それは ぼくの心にのこる小さな歌
きみがもう忘れてしまった 消え入りそうな歌
かなしみは どうしてこんなに優しいのだろう
追憶のまどわしのなか かすむあの丘よ
ぼくたちは ただすれ違う光のようで
追憶のまどわしのなか かすむあの丘よ
ぼくたちは ただすれ違う光のようで
ひとつの季節が そっと扉を閉ざすとき
ぼくはひとり 冷たい草の上にたたずみ
遥かな星のまたたきに そっと手をのばす
ぼくはひとり 冷たい草の上にたたずみ
遥かな星のまたたきに そっと手をのばす



























