星屑とこおろぎの丘によせて(孤高の夜に)
- カテゴリ:小説/詩
- 2026/08/30 10:34:27
ただひとつの足音もなく 夜は更けてゆき
丘のうへの枯れ草は 冷たく身をこわばらせる
見上げる天空の 凍てついた星屑らは
ぼくの届かない場所で ただ無口にまたたく
丘のうへの枯れ草は 冷たく身をこわばらせる
見上げる天空の 凍てついた星屑らは
ぼくの届かない場所で ただ無口にまたたく
草の根に こおろぎの細い銀の糸が
深い闇の底へ たえ間なく沈んでゆく
それは だれに聴かれることもない祈り
消え入るような ぼく自身の息づかい
深い闇の底へ たえ間なく沈んでゆく
それは だれに聴かれることもない祈り
消え入るような ぼく自身の息づかい
孤独は どうしてこんなに透き通るのだろう
追憶のなかの家並みも いまは遠くかすみ
ぼくは ただ世界の涯てに置き去りのようで
追憶のなかの家並みも いまは遠くかすみ
ぼくは ただ世界の涯てに置き去りのようで
ひとつの季節が そっと息をひきとるとき
ぼくはひとり 冷たい風のなかにたたずみ
遥かな星のまたたきを ただ見つめてゐる
ぼくはひとり 冷たい風のなかにたたずみ
遥かな星のまたたきを ただ見つめてゐる



























