流れ着く先
- カテゴリ:30代以上
- 2026/10/02 10:36:05
その時代の流行に乗り
時を忘れて、過ごした年月が
いつの日か、違うものになっていた。
「結婚しているの・・・」
「だから、逢うことは出来ない」
ため息でも、唾液でもない、のみ込めない物が口に留まる
それは、知らなかったが、俺のそれは知っていたはず
喋るが、声にならない
同じ?じゃない?今、それを言って何に?
「ううん、、、そうじゃなくて」
「子供も居るの、嘘をついていた」
その場を変えて、流れを止めない様にもがき始める俺と
その場から、逃げ隠れようとする君
言葉を口に出してはみたものの
意思が固まりきっていない
この突然の状況では、何をどうする事も出来ない
電話すら切る事も出来ず、繋ぐ言葉は言い逃ればかり
「ごめんなさい・・無かった事にして」
!! いや、そもそも今まで何も無かったよ
これから、色々な事が始まる。
長い時を重ねて、信じあった思いを
これから、確かめる・・・・はず
「許して、苦しいの」
「こんなに、深入りするとは、考えても見なかった」
「自分を責めている。逃げ出したい」
「火遊び手前で、軽く忘れられると、たかをくくっていた」
「苦しい・・だから、私を恨んで、終わりにして」
何を想い、何がしたいのか
そんなに、複雑な話ではなった。
心情的には、あらゆるものを知り、語り、笑い、共感し
容こそまだなかったが、満たされ切っていた。
何も始まっていない
そこに終止符が打たれようとしている。

























