鉄工所ラップ
- カテゴリ:日記
- 2009/11/09 02:49:58
モンスターエンジン西森の「鉄工所ラップ」が大好きなのだ。
あらびき団で初めて聞いたときから、
ずっとずっと好きだ。
東京で生まれて、生まれてから福岡に来た。
夏休み冬休み春休み。。。休みとつく時には、
ずっと東京のおばあちゃんのうちに、帰らされていた。
幼稚園の頃からだから、
「ちびっ子一人旅」なんてモンが無い頃から、
飛行機に乗せられて、一人で東京に行かせられてたのだ。
盆の前後の二週間は、長野の岡谷に避暑に行く。
母方の父親は、高遠藩だから、長野に墓もあるし、本家もある。
本家の叔母の家は、小さな鉄の部品を造る工場(こうば)だった。
歳を取った工員さんが、何人も働いていたっけ。
工員さんというより、職人さんだったと思う。
その中の一番年長だったろうおじいさんが私は大好きで、
ボール盤の前に座って、鉄の小さな丸い板に穴を開ける様を
飽きもせず毎日毎日眺めていたのだ。
何を作っているの?
そう訊くと、
「岡谷はね、日本のスイスなんだよ。
水がキレイで、空気がキレイで、だから精密機械を作るのに
適しているんだ。外から山を見てご覧」
そう言われて、工場から外に出ると
美しい山が囲んでいたっけ。
日本のスイス!
カメラの部品だったんだ。
最後の仕上げに、布で拭いて、どこだったかな。。。
ニコン?何だったけ。。。
良く叔父が納品に私を連れて行ってくれたけれど、
損な事は、すっかり忘れてる。
興味が、帰りに買ってもらえるお菓子に集中してたんだろう。
でも、その仲良しのおじいさんの油の匂いや、
ツメの中まで真っ黒の手や、
昼ご飯の前に、クレンザーとママレモンを混ぜて手を洗う様子や、
お弁当の中身や、そんな事だけは覚えてる。
私は叔母に、わざわざお弁当を作ってもらって、
おじいさんと一緒に、暖かい場所に座ってお昼を食べた。
ほかの工員さんも、キイちゃんキイちゃんと、
大層可愛がってくれて、私は日長そこで過ごしたのだ。
二週間なんかすぐに過ぎて、
私が東京に帰ってしまう日、おじいさんは毎年、
ボール盤から顔を上げずに「またおいで」と言った。
なんで顔を上げてくれないのかな。。。寂しかったっけ。
いつの頃からか、私は子供なりに忙しくなって、
もう長野に行く事は無くなった。
鉄工所ラップの鉄工所は、こんな繊細な工場(こうば)ではないけれど、
聴くとあの油の匂いが、くんっと鼻をつく。
歌ってる西森君の実家は鉄工所らしいけど、
あの歌ね、愛情が感じられるのよ。
多分ね、私を毎年待ってくれていた職人のおじいさんも、
もう死んでしまったはずだわ、とおの昔に。。。
向こうで逢えるだろうか。
逢いたい人が、「そのうち私が行く時」を、きっと待っててくれてる。
http://www.youtube.com/watch?v=O7W5dZba3H4
鉄工所ラップ 1〜4取りまとめ動画
追記 CDになったらしい。
ドブロックとかも入って2000円だから、
西森君だけでいいや。。。と、携帯にダウンロードした。
630円の散財になった。
こんな事なら、素直にCD買っても良かった。
ドブロックがキライってワケじゃないんだから。。。(汗
なるほど!
岡谷って、あんまり地名的には有名じゃない気がする。
なにかないと知らないよね。
なんだったんだろ。。。もうかれこれ40年前近い話だからなぁ。。。
カメラなら京セラかな?CONTAXっていう高級カメラ作ってた気がする。
ううん、向こうは覚えているものなのよ。
子供の速度と、大人の速度は違ってね、子供は大人にね、おいてけぼりを食わすのよ。
でもね、大人はね覚えてるし、待ってるの。
私もね、なんだかそういう歳になりました。
ワカメラーさんは、まだまだね、若いし速度が速いって人の年齢だもの。。。
でもさぁ、ふと逢いたくなるよね。。。
「日本のスイス」なんかいいでしょ?
朝のね、あのきーーーんとした空気が好きでした。
朝もやがね、道路に貯まるんですよ。
そして日がのぼるにつれ、消えて行くんです。
すごいでしょ?ウチの親。
チャレンジャーだなぁって思います。
よく一人娘(その頃妹は生まれてませんでしたから)にそれが出来たなぁと。。。
よく遊んでもらったおじさんとかおばさん思い出しました(T_T)
まだ死んではいないと思うけど
いいおじいちゃんとかおばあちゃんになって
ボクのこととか覚えてないだろうなぁ~
うん、ぽつんぽつん、何かの切欠で思い出します。
きっとまた、ほかのことなんかも、思い出すんでしょうね。
逢いたい人のことも、いっぱい思い出すんでしょうね。。。
きっとね、何かの拍子にね、ふと思い出す日が来るよ。
なんかの匂いをかいだ時とかにね。。。
嗅覚の記憶ってね、視覚聴覚そんなのとはちょっと違うんだよね。
脳のとても原始的な部分に作用するんだよね。
だからね、もの凄く本能に近いみたい。
だから匂いで記憶が呼び戻される、気分を呼び戻される。
そう言うことが有るみたい。
いいね、小さな自動車修理工のおじいちゃん。。。
私も板金見るのも好きだったなぁ。。。
「おぜんざい」ね、うん、年末に呼ばれて帰るっての見たことがある気がするよ。
「振る舞い」なんだろうね。
まだあるかなぁ。。。そして「おぜんざい」振る舞ってるかなぁ。。。
でも、ステキな思い出ですよね~。
日本のスイスか~、いいなぁ。
祖父(父の父)は、田舎の小さな自動車修理工でした。
毎年暮れに帰省すると、祖父の職場で、なぜか「おぜんざい」をよばれて帰るのが恒例になっていたとか。
凹んだ車のボディをハンマーでたたいて戻していくのを、飽きもせず ずーと見てたそうです。
この事は祖父の葬儀のとき聞かされたのですが、あたしは なーんにも覚えてないんです。 >_<
あの修理工場は、今どうなってるんだろうかなぁ。
見てないんだけれど、そうかもしれないなぁ。
いい風景だったよ。
夕方がさぁ、ほんとに「夕方」だったじゃない?
便利になったけど、薄っぺら。。。解る気がする。
一日の終わりの感覚も、希薄になったように思う。
田舎にはね、少なくともそれが残ってると、感じます。
うん。
「おれはこれ!」って感じね。
たしかにさ、お父さんっていたのよね。
でも、なんか居なくなった気がしちゃうんだもの。
晩酌とかさ、一日の終わりじゃない?
そういうのもね、なんかさ。。。楽しみ方が違ってきた気がする。
紙芝居みたいで思い出すの。
場面場面でね。。。
お歌も工場の風景も全然わかんないけど、今よりものんびり時間が流れてた頃が好きです。
生活は便利になったけど薄っぺらになっちゃった気がするの。
TVも大嫌いになったし、読書もしなくなったよ(><)
今の時代、ちょっと見失われちゃってるかな~?
黙々と、寡黙に仕事に打ち込んで、ささやかな楽しみに目を細めて・・・・そして年を取ってゆく。
日本のお父さん いまはいずこ・・・・☆
それはね、あやのすけさん、あやのすけさんがお気づきのとおり
おじいさんがあやのすけさんだったからだよ(爆
それか現在、すでに涙腺の緩む歳並みだからだよ!
あやのすけさんがそんなこと言うから、私も泣けて来たよ。
ああ、逢いたいなぁ。
いろんな人に、逢いたいよ。
鉄工所とわたしは、なんの繋がりも無いのだが(笑)、
幼稚園の頃のKINACOさんの記憶を想像したら、泣けた。
これもノスタルジイ?
はっ!( ̄□ ̄)ξ まさか!
私の前世は、職人のおじいさ…
うん、見るのが大好きだったなぁ、作るところをね。
飽きないのよ、まったく。
大体は飽きっぽいのよ。
あまりベラベラしゃべる方じゃなかったの、今みたいに。
だからね、邪魔にならない子。
だからね、誰かの傍らに座って、じっとその作業をみるのね。
その中から、学んだ事は多いんだわ。
身体が動かない分、「頭の経験値」が増えて、
成功する流れと、ダメな流れの区別がついて来たように思うの。
「成功の方程式」と「挫折の方程式」
なにか1つ事を成し得れば、こんどは「収束させる方程式」を身につけるね。
それが今欲しいなぁ。。。
そんな事してると、「気がつけば風呂入ってないじゃん!」ってなっちゃう(爆
あ〜〜。。。いいなぁ。。
なんか夕焼けの雰囲気だ。一日が終わるのが、そういう一日の終わり。。。いいね。
近藤真彦が好きだったときは無いんだけど、「夕焼けの歌」だけは好きなの。
この間ね、夕焼けの写メ交換を、お友達としたのね。
違う夕焼けだけど、夕焼けはどこでも約束ね、明日の約束。
いい時代に生まれたなぁっておもった。こうやって、共有出来る。いい時代。
そうなの、神々と鉄工所ラップ以外、なんちゃないんだ。
鉄工所ラップは、名曲だわ(爆
そこで育ったからなのね、よく「見えて来る」よね。
「もくもくと」って、男らしいね。
男女無いって言うけど、やっぱり有っていいよ。無きゃオカシイ。
肩車。。。してもらったなぁ、私も。
今乗られたら、きっとパパは帰らぬ人になっちゃうけど、潰れるもん(笑
匂い付きは、なんでも尊いわ!想い出もね!パンツもね!
農業も鉄工所もものづくりの現場だよね。
そしてどっちも私たちの生活を支えて豊かにしてくれるの。
最近とんと減っちゃったな~。。。
男が一つの作業を黙々とこなす姿って良いよね。
そんなたいそうな作業じゃなくて、毎日単純作業の繰り返しで、別に大それた夢が無くても
自分が社会のちっぽけな歯車に過ぎないという虚しさを感じさせないプライドがあったり。
モンスターエンジンは別に好きじゃないけど鉄工所ラップは好きwww
爺ちゃんと婆ちゃんは歩いて5分ぐらいのところに住んでたからよく遊びに行ったよ。
行けばお小遣いくれるしwww
爺ちゃんが肩車して電車が地下に入るところを見せてくれたのを覚えてるな~。
あと、煮物だかなんかのせいだと思うんだけど部屋の臭い。
なんかウチと違う臭いがしたんだよな~
鉄工所ラップ、なかなかでしょ?
あれをね、車運転してる時にね、口ずさむのよ。
そのうちどんどん声が大きくなって、大全開で歌うんだけどね(汗
工場(こうば)を知ってる人が聴いたら、みんな「おお!」って言うと思う。
そのものだもの。。。
逢いたい人が沢山いるよ。
ジーニーさんにもいるでしょ?
これからも増えてくでしょう?
死んだ後ってさ、どうなるのか死ななきゃ解らないけど、
あったらいいね、向こうの世界が。。。沢山の人に又逢える。。。
そう考えたら、楽しい。
生きても楽しい、死んでも楽しい。。。
そうね、想い出ってさ、匂い付きだったりするね。
露天の天ぷら屋の油の『うっ。。。』と来る匂いとかもね、匂い付き。
想い出の中の自分は、いつもその頃の年齢の自分で、
それを自分がみてる格好で、愛おしいよ。
出合った人達は、いまどうしてるかなぁって考える。
きっと大半死んでるわ。。。
死後の世界ってさ、あるナイは解らないけど、あって欲しいね。
また逢いたい。
気に入ってもらえた?
その風景が、きっと歌の風景だ。
そっちの年齢の方が、きっと若いね。。。そのころの「お兄さん達」は、もうおじさんかな。
ほら、安い自転車で、細いどぶ川沿い走る。。。ってフレーズがあったじゃない?
それとか 安い弁当を食う とかね。
なんかさ、ぎゅ〜っとなるんだわ。。。決して給料は高く無いよ。
単純作業でさ、繰り返し繰り返しなんだ。
でも「技術で返して下さいよ!」。。。そうなんだよね、熟練もある、高度なもある。。。
でも、だからといって「淡い夢」しかない。
「とろける鉄工所」かぁ。。。見て来たよ。
面白そうだ。
「ハンサムスーツ」の中でさ、塚地が親友のとこ行くんだよ。
鉄工所だったかなぁ、なんだったろうか。。。それが浮かんで来たよ。
しかし、なに朝から三人で並んでんのよ(爆
あたたかい環境とか景色やそのときのニオイとか、やっぱ覚えてるんですよね。
居心地がよかったり大好きな場所だったり、心に残ってるものなんですよね^^
おじいさんの不器用な行動、ジンときちゃいました。
鉄工所ラップ、初めて見ました。なんかおもしろいですね^^;
また「良心」が挟まれてますね、お気の毒に(爆
ええ、今考えれば、顔を上げれなかったんでしょうね。
私だって、もう上げられない年齢です。
耐えきれなくなって来るんです、寂しい出来事に。
小さい頃に、両親と離れる時間の経験が多いと、人の中で自分の居場所を作るのが
ウマくなります。
ウマくなるっていうか、長い時間をかけてそこまで行き着く関係を、
一気に縮めるっていうか。。。今はどうしているんでしょう。。。出合った人達は。。。
シッカリモノでしたか。
シッカリモノは、そうやって親が「挑戦」を平気でしますね。
そして「挑戦」でなくなる。「当然」になる。
私も「挑戦」ばかりさせられて「当然」になってました。
病院。。。私も一人で行っていました。
これはね、母方の父の家だから。
藤村の「夜明け前」に、チラリ書いてある。
私の父方の家がね、ご存知の通りKOOLんちに似てるよ。流れ方が。。。
ウチは商家にさがったけど。
匂いがね、残るんだよね。いろいろ記憶には。
あとね、光調っていうのかな、あれね。
記憶の中には不思議なもので、小さい自分の私を、誰かがみてるその視点だったりする。
カビ臭い本の匂い、それは良くわかる。開くとね、しけ虫が這ってってね。。。
KOOLが書いてる事も、私に懐かしいね、なんでかね。おもしろい。。。
逢いたい人、いっぱいいるよ、もう死んじゃったろうけど。
きっとあの世も楽しいわ。
とってもいいお話だった、ほのぼのとしてて、映像が浮かんでくるわ。
私は町工場に囲まれたところで育ったので、あんなカッコの兄ちゃん達が懐かしいです。
クレンザーで手を洗う、夕方の風景。
昼休みの、本気モードのキャッチボール。
鉄くず回収のトラック。
すっかり忘れてた光景です。
KINACOサンの見てた、時計部品の工程みたいに繊細じゃない、
どっちかって言うと、西森君の世界に住んでました。
ステキな思い出ですね。
おじいさん、きっと向こうでも旋盤回してるかな。
これ、読んだ事ないんだけど気になるマンガです。
http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234605341
「とろける鉄工所」
買っちゃおうかなぁ・・・。
匂いや景色や珍しいお仕事に、大好きな人たち。
子供にとって最高の栄養だよね。
親と離れる寂しさを紛らわせるには、これくらい充分な環境が必要だね。
小さい頃、あまり丈夫じゃなくて
でも、しっかり者でw
やたら小さい頃から1人で病院に行ってました。
電車一駅乗って、美人4姉妹でやってる文化財的景観の洋館作りのお屋敷が病院でした。
末の妹さんが薬剤師で、可愛い笑顔と奥に並んでるのが見える乳鉢と
お薬の匂い・・・・想い出って、セット物の迫力は一生ものだね^^
なにせ、ひい爺様のあたりで流刑にされたもんで、家系図云々は全部無くなってるのだよ。
ただ、苗字と戸籍謄本と家紋だけは変えちゃなんねー、って言われてて、それだけが手がかりなんだと。
あれがホントなら、すげーな、っていつも思ってるけども、もう確かめる手立てがないけども。
そして、ホントであるなら、ご近所様ですよ!w まぁ、幕末は敵味方だったみたいだけど。
しかし、どこまでも続いてる感じがするよねーw
匂いの想い出、って言ったら、アタシも母方の実家だな。
倉庫のシンナーの匂い。
台所のネコの餌の匂い。
2階の書斎のかび臭い本棚いっぱいの本。
散歩した墓地のお線香の香。
懐かしいなぁ。
顔を上げなかったおじいさんは、さよなら、を言うのが下手くそだったんだろうね。
KINAちゃんを見ちゃったら、一層寂しくなっちゃうから・・・。
日本のスイス。 工場の様子。子供の頃のKINAちゃん。
知りもしないのに、『懐かしい』情景が頭の中に浮かんだよ。