体外受精と顕微授精で出来た１９個の受精卵のうち、１２個を凍結（受精卵の
冷凍保存容器１本に入るのが６個迄で、２本使った事になります。）    残りの
７個を培養して１０月３１日に移植しました。通常は採卵から５日間培養して、
見た目で成長の良い１個を移植するのですが、成長が遅いと３日目に移植する
そうです。（母体に戻せば成長する可能性があるので・・・）　嫁が移植したのが
５日目で、この日来て居たのは同日に採卵した人の半数ぐらいだったとか。
（３日目の移植と、卵が取れすぎて今回は見送った人の分が減った？）

私は遠方で移植には立ち会えなかったのですが、成長の早いしっかりさんが
２個で、普通が無くて、のんびりさんが５個。この中から、しっかりさんの一つ
を移植したそうです。のんびりさんは、もう一日培養して移植できる状態に成長
すれば、冷凍保存に。しっかりさんは勿論、のんびりさんのおっとりしたところが
うちの子らしくて可愛らしい^^;　（嫁は移植した胚盤胞の写真を見せてもらった
らしいのですが、個人情報という事で画像はくれなかったとか・・・確かに、成長
した本人が見たら、ちょっとショックがも^^;）

そして、今日が（正確には昨日の１０日）妊娠判定日です。

嫁は朝から緊張していたようです。正直、私はそれほどでも^^;　今日も大勢の
患者さんです。偏見かも知れませんが、同伴で来ている旦那さんは中性ぽい
人が多い？　私もそう思われているのかな^^;　

「あ、あの人。一緒に移植した人。なんで履いてきてるの？」
と、どうでも良い事を気にしながら緊張が高まって来たようです。　
呼び出しのＰＨＳが鳴って「３番の相談室に入って下さい」と。
「相談室･････。　ダメやったんや・・・・。」
「診察室で泣いて、占領しない様に相談室を使うんよ。」
早々にネガティブな思考がグルグルとしている様で・・・・
部屋に入って、座り方を考えながら（角に机が点いていてイスがＬ字に３脚。
２脚の方にパソコンが向いていて･･･）　着座して暫く待つと「コンコン」とノックの
音が。　ガラーと開くと、担当の先生が無表情で入ってきて・・・・
先生直々ですか？　
（と嫁は思ったそうです。）
嫁が平常を装いつつ挨拶をして着座をすると、先生はおもむろに妊娠判定検査
薬を差し出して・・・・・

「おめでとうございます。陽性の反応です。それでは今後の治療の・・・・・」
机の上の白い棒には、今まで間違いでも出なかった青い線がクッキリと。
（これは、くれる様です。家にも一杯余っているので、帰ってから使ってみる？
と、嫁に聞きましたが、一回で十分、と半信半疑のようで・・・・）
ちょっと拍子抜けしてしまいましたが、上手く行ったようです(^.^)　確かに、
妊娠判定の結果を伝えるだけなら相談室でも十分ですし、別の奥さんがパンツ
姿なのも納得できます。　先生も、もう少し笑顔で入ってくれば良いのに^^;

p.s　「喜び方が足りない。余り嬉しそうは無い。」と嫁は文句を言いますが、
まだ、実感が・・・・　プレッシャーを与えない様に一喜一憂しない癖が付いて
しまって^^;　それに、しっかりさんなので心配していなかったし(^.^)

・・・・・もう一つのしっかりさんは移植日に、のんびりさんの内２個を翌日に
冷凍保存したそうです。機会を与えてあげられれば良いのですが・・・・・