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旅の思い出4

さあさあ、宅急便が時間通りに配達に来てくれないからまだ続けよう。


先日、サイドウェイズという映画を見た。

小日向さんがカリフォルニアのナパバレーのワイナリーツアーをするという話だ。

(ざっくりしすぎか)

で、思い出した。

以前、オーストラリアを旅行していた際、ワイナリーツアーに参加する事があった。

今でもよく覚えている。

参加費が$16(当時のレートで\1000位)だったのだ。

安っ

ほかのツアーはどれも$50位、安くて$30だったと思う。

貧乏旅行の僕はユースホステルで見つけたそのツアーに参加する事にした。


オーストラリア人は、ニックネームをつける時に、出身地で呼ぶ事が多い。

「おい、パース」とか「ヨコハマ」とか。

$16のツアーだから、当然ガイドなどは居ない。

なぜか、「ブリスベン」と呼ばれる男が司会をして、自己紹介がはじまった。

そこで、ブリスベンに「アサクサ」のニックネームを拝命した。

俺、東京から来たって言っただけなのに。


普通、客はワインを口に含み、味を確かめ、壷みたいなものに吐き出す。

いくつか試し、気に入ったワインを購入し、家で楽しむものである、と思ってた。

このツアーはすごかった。

誰一人として吐き出さない。

全てを飲み干す。全員。老若男女問わず(老人はさすがにいなかったが)。

あるワイナリーには「壷」さえもおいてなかった。

こうして、その酔っ払いマイクロバスは6軒ほどのワイナリーをハシゴした。

家族にワインのお土産を買って帰ると言っていた「ヨコハマ」は、昼前に潰れていた。

「ヨコハマ」がかわいそうでならなかった。


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