世界平和記念日
- カテゴリ:日記
- 2009/11/11 22:03:05
●世界平和記念日
1918(大正7)年11月11日。
パリ郊外コンピエーニュの森に置かれた食堂車2419Dの車内において、ドイツは連合軍との休戦協定に署名し、11月11日午前11時に軍事行動は停止され、4年あまり続いた第1次世界大戦が終結しました。
この終結によって、第一次世界大戦の終戦記念日となり、主戦場となったヨーロッパの各国では、この日は祝日になっています。
アメリカでも、Veteran's Day (退役軍人記念日)と呼ばれ、同様にこの大戦が終わって平和になったことを祝い、式典に軍帽をかぶって出席し、イギリスではポピー・デーといって教会で礼拝をするようになっているそうです。
さて、この第一次世界大戦。
1914年から1918年にかけて戦われた、世界規模の大戦争だとされています。
主戦場は、ヨーロッパでしたが、戦闘は、ヨーロッパのみならず、アフリカ、中東、東アジア、太平洋、大西洋、インド洋にもおよび世界の大多数の国が参戦したことが、まさに世界大戦の名前で呼ばれる由来です。
ほかにも、大戦争、諸国民の戦争、欧州大戦とも呼ばれています。
なぜ、このような大規模な戦争になったかといえば、当時のヨーロッパ列強は複雑な同盟・対立関係の中にあったことにあるようです。
列強各国の参謀本部は敵国の侵略に備え、総動員を含む戦争計画を立案していました。
そんな中、1914年、オーストリア=ハンガリー帝国皇太子のフランツ・フェルディナントが暗殺されるというサラエボ事件を契機に、各国の軍部は総動員を発令する事になったのです。
もちろん、各国政府および君主は開戦を避けるため力を尽くしましたが、戦争計画の連鎖的発動を止めることができず、瞬く間に世界大戦へと発展したと言われています。
そして、この世界を巻き込む大戦争は、1918年11月11日に終結しました。